学生と社会人がフラットな関係で気軽に対話できる場をつくり、マッチングさせ、互いの意見を交換するイベント「Fireplace Meeting」が12月26日、川崎駅西口にあるロックヒルズガーデン（川崎市幸区中幸3）で開かれ35人が集まった。開催は5回目。

学生も社会人も混ざって交流を深める参加者たち

　「外の世界とつながって働き方と生き方を拡張させること」をコンセプトに開かれる同イベントには、学生とマーケティング、エンジニア、自動車メーカー、飲食店など、さまざまな業種の社会人が集まった。ゲストに2016年内閣府男女共同参画「女性のチャレンジ賞」を受賞し「山菜ガール」と名乗り活動している栗山奈津子さん（26）を迎えた。

　同イベントの場を提供し企画運営しているファイアープレイスのマーケティングプログラマー、寺下昇希さん（21）は「何かしたいと希望を持つ学生とかっこいい大人たちが集まれる『場』をつくり、お互いの対価として学生はアドバイスを、社会人は学生の労働力や強い志やエネルギーを得られる。いわゆるWin-Winな関係が生まれる」と話す。

　「今回の事例として、マーケティングを職としている社会人が手伝ってほしい案件をプレゼンした際に4人、コーヒー農園を手掛けたいという社会人に4人、それぞれ興味を持った学生が集まった。『手伝ってほしい』と『教えてほしい』は、お互いにとってメリットがある。個人へのインターンとして学生が社会に関わる一歩になれば」と期待を込める。