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新川崎にタウンカフェ 店主「人々に語り掛けられるような店を」

店長の岩川さん

店長の岩川さん

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 「新川崎タウンカフェ」が(川崎市幸区鹿島田1、TEL 044-555-0233)が4月24日、開店から5カ月を迎えた。経営はイータウン(神奈川県横浜市港南区)。

広々とした店内

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 店長の岩川舞さんは大坂の茨木市に生まれ、21歳の時に上京。美容ディーラーで15年ほど勤めていたが、もっと人と関わる仕事がしたいと思うようになり、コミュニティーカフェをやりたいと知人などに話していたところ、武蔵新城にあるコミュニティーカフェ「メサ・グランデ」で「新川崎タウンカフェ」が人材を募集していることを教えてもらい、すぐに応募した。

 「畑違いだったし、絶対採用されないと思っていた。採用が決まってからは11月のオープンまで怒涛(どとう)の日々だった」と岩川さんは振り返る。店舗はJR南武線の鹿島田駅と、横須賀線の新川崎駅の間に新しく建ったマンション「パークタワー新川崎」の1階部分にある。新しくマンションに入居する住民と、地域の人々をつなぐハブの役割を担うため、地元の商店会へのあいさつ回りや、メニューの選定、貸出制の棚「小箱ショップ」にハンドメード商品を出品する作家の募集など、やることは山のようにあったという。

 ランチメニューの作成までは手が回らず、現在は「お菓子工房しいの実」(中原区木月)の焼き菓子各種、「あんてろーぷ」(幸区北加瀬)、「グーグーベーカリー」(幸区塚越)のパンなどを販売している。ランチの営業は夏頃からの予定。

 コミュニティー形成のためのイベント企画や運営も岩川さんの仕事。店の営業は18時までだが、地元のイベントなどへスペースを貸し出すこともあり、帰りが深夜になることもあるという。「今はボランティアさんたちの力を借りながらやっているが、町のために本気で面白いことがしたいという方に有償で働いてもらいたい」と話す。

 岩川さんは「仕事が忙しいのは変わらないが、以前よりも顔が穏やかになったと友人から言われる。町の人たちの笑顔を見ながら働けるのはうれしい。情報を欲していてもなかなか自分で取りに行くことができないような人にも、語り掛けられるような店になりたい」と笑顔を見せる。

 営業時間は10時~18時。日・月曜と祝日が定休。

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