食べる

新丸子のカフェバー「グラス・ア・ブー」が5周年 父娘で営む

グラス・ア・ブーの外観

グラス・ア・ブーの外観

  • 52

  •  

 新丸子のカフェバー「grace a vous(グラス・ア・ブー)」(川崎市中原区新丸子東2、TEL 044-411-7620)が5周年を迎えた。

人気の「コトレット・ミラネーゼ」(ミラノ風カツレツ)

[広告]

 新丸子からも武蔵小杉からも徒歩3分ほどの場所に立地する同店。店内はカウンター5席と2人掛けのテーブル席4席と、こぢんまりしているが、ランチタイムはほぼ毎日席が埋まり、予約しないと入れないことが多い。父親の湯本豊和さん(64)が料理を担当し、長女の紗衣良さんが経営を担当している。

 店名はフランス語で「おかげさまで」を意味する。湯本さんはかつてフランスで写真家として仕事をしており、一流のフランス料理店やバーなどに撮影に行くことも多かったという。若い時には現地の飲食店で働いた経験もあり、父の料理が好きだったという紗衣良さんに「フランスで培われた舌やセンスを生かして仕事をするべき、自分が経営は担当するから」と第二の人生を勧められ開業した。

 新丸子に店を出したのは、紗衣良さんが子どもを通じて知り合った友人がたまたま空いた物件を教えてくれたからだという。紗衣良さんは「本当はもう少し準備してから始めるつもりだったが、路面店で条件も良かったのですぐに契約した」と話す。

 定番のランチメニュー「コトレット・ミラネーゼ(ミラノ風カツレツ)」(1,100円)は、湯本さんがイタリアを旅したときに出会い感銘を受けた料理を、自分流に色合いや盛り付けなども研究して作り出した一品。現在は口コミグルメサイトの「武蔵小杉のカフェ」ランキングで1位になるなど知名度も上がり、新丸子・武蔵小杉エリアのランチのおいしい店として知られる。

「本当に『おかげさま』で5年やってこられて、さまざまなご縁に感謝。少しずつ地元に根付いてきた感があるので、今後は少し店を拡張していくことも視野に入れながら、父の味を引き継いでくれる人を探したい」と紗衣良さんは展望を語る。

 ランチタイムの営業時間は11時30分~14時30分、土日祝日は休業。月~土の19時~翌2時はバーとして紗衣良さんの友人が営業している。ゴールデンウイーク中は休業(5月8日から通常営業)。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース