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武蔵小杉にコミュニティーラウンジ 店長「お客さまのアイデアで楽しく使って」

コンセプトを説明する店長の小原翔さん

コンセプトを説明する店長の小原翔さん

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 武蔵小杉のコミュニティーラウンジ「こすぎのENGAWA」(川崎市中原区新丸子東2、TEL 044-920-9663)が4月2日にオープンして1カ月がたった。

弦楽カルテットのコンサートの様子

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 武蔵小杉駅周辺の地域活性を手掛けるNPO法人での活動を通じで出会った4人が、「地域に開かれた交流の場を」という思いから共同出資して作った。通常はバー営業をしているが、5月から本格的にコミュニティーラウンジとしての機能を打ち出し、地域に開かれた場作りを進めている。

 ゴールデンウイークには、東京芸術大学出身の弦楽カルテットによるクラシックコンサートが開かれ、地域の音楽ファンでにぎわった。6月29日には、美術史家のジラルデッリ青木美由紀さんを招いて、「トルコ、スルタンの知られざる日本コレクションの秘密」と題した講演会を予定する(すでに満席)。

 バーを切り盛りする小原翔さんは、武蔵小杉の居酒屋で店長を勤めた経験を持ち、現在はソムリエ修業中。「個性的な店構えなので少し入りにくいかもしれないが、あらゆる年代の人がさまざまな用途で楽しめるように、モニターやゲームも用意している。お客さまのアイデア次第で使っていただけるので、この地域での場作りを考えている人は、気軽に戸をたたいてほしい」と話す。

 ステージに電子ピアノ、マイクなどの音響機器も備える。武蔵小杉に住み、自身も音楽活動をしている松尾純子さんは、楽譜を片手に同店を訪れる。「誰か、歌いますか?」とポピュラーソングの前奏を弾き始めると、別の女性客がマイクを取り、生伴奏での「カラオケ」で盛り上がる場面も。

 小原さんは「みんなで作っていく場所。イベントや映像の制作など、やりたいことがある人と、夢のある企画を実現していければ。まずは気軽にバーに飲みに来て」と呼び掛ける。

 次回の催しは、6月14日と7月21日にボーカリスト大久保りかさんの音楽ライブを予定。開催時間は19時~21時。入場料は3,500円(2ドリンクと軽食付き)。

 バーの営業時間は18時~翌1時。20時まで「立ち飲み」として500円でドリンクやつまみを提供するお得なサービスを実施。月曜定休。

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