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川崎で初の「ベジフェス オンライン」 ビデオ会議ツールでマルシェやステージ、参加型演劇も

オンラインでも、通常と同様に多彩な出店者が集まった

オンラインでも、通常と同様に多彩な出店者が集まった

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 川崎で農家や女性起業家、商店などが中心となり年に2回開催してきた「Veg & Art Fes」が5月31日、初めてオンラインで開かれる。主催はマナ・ビーナスとJアナーズ。

ステージイベントのバナー

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 「地元を楽しんで知るから好きになる」をコンセプトに地域密着で行われてきたイベント。新型コロナウイルスの影響で外出自粛を余儀なくされる中で、笑顔を生み出すようなことができれば、と実行委員のメンバーが話し合い、「親子で体験」をキーワードにオンラインで開くことにした。

 通常のイベントでは商店やハンドメードの作家などが参加し、多くのブースを出してきたが、今回はオンライン会議ツールの「Remo」を使い、参加者がそれぞれのブースを楽しめるようにする。アクセサリーなどの雑貨販売が11ブース、手作り明かり教室などのワークショップが5ブースなどのほか、明治大学農学部本所ゼミによるブースなど、全30ブースが参加する予定。

 ステージイベントもオンライン会議ツール「zoom」を使い実現。12時10分からはJアナーズによる「ワッハッハと笑ってコロナを跳ね除(の)けよう」が行われる。13時からは子どもたちと市内の商店をつなぎ、観覧者と一緒にアマビエを探して、その絵を描く参加型演劇「アマビエあつまれエイエイオー」が行われる。

 演劇の脚本と演出を手掛けたAshさんは「この状況下でも、まずは楽しいことをやって周囲を笑顔にしたい、というベジフェスの在り方に共感した。実際に顔を合わせないでどんなことができるのか悩んだが、普段は忙しくて劇場に足を運べない商店主さんが出演してくれるなど、オンラインならではの利点もあり、今しかできない試みになりそう」と話す。

 ベジフェス実行委員長の中村ふみよさんは「川崎の南北がつながり、さらにオンラインで全国に発信することで新しい出会いが生まれるきっかけになればうれしい」と話す。

 「緊急事態宣言は解除されたけれども、子どものいる家ではそう簡単に警戒を解くこともできない。3カ月近くという思い掛けない休みも、子どもたちにとって今後につながっていく思い出になってほしい。5月の最終日、親子で家から参加して楽しんで」と呼び掛ける。

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