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溝の口「ノクティプラザ」のフードホール刷新 国産材使い地元クリエーターらと共創

4つの国産材のゾーンの説明パネルと石川雅道専務

4つの国産材のゾーンの説明パネルと石川雅道専務

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 川崎・溝口の「ノクティプラザ」(川崎市高津区溝口1)1階フードホールが内装を一新し、9月5日、「FIND WOOD FOOD COURT」としてリニューアルオープンした。運営は、みぞのくち新都市。ビジュアル、ロゴ、映像、サイト制作などは溝の口の制作チーム「ノクチ基地」が担当した。

4卓のテーブルには樹木の種類を表現したオブジェと小田原産材のオリジナルチェアが並ぶ

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 環境改善と国産木材の発信をコンセプトに、「木の良さに気づく新・食空間」をキャッチコピー掲げ行った今回のリニューアル。北海道のナラ、栗、九州のセンダン、山桜の4つの国産材テーブルに神奈川県小田原産の杉を使ったオリジナルチェアを設置したほか、テーブルにはそれぞれの木の特性や用途、歴史、職人、生産者目線のストーリーをボードとして置いている。QRコードからサイトにアクセスして、それらの情報を得ることができる。

 みぞのくち新都市の石川雅道専務は「お客さまから要望が多かった、自然を感じるナチュラルな環境を実現するため、国産木材を使った。木の産地やストーリーなどを知ってもらいたいという思いが膨らみ、試行錯誤しながら今回のリニューアルを行った」と話す。

 ロゴやキャラクター、メインビジュアルを担当したノクチ基地のデザイナー、山崎百香さんは「国産材の良さや産地のことを伝える案内人として、今回使った5種の木の実をモチーフにキャラクターを作った。お客さまに愛されるキャラクターに育つよう願っている」と笑顔を見せる。

 サイト制作を担当したノクチ基地のウェブデザイナー、石井秀幸さんは「ウェブサイトでもフードコートの楽しさやワクワク感が伝わるようにアニメーションで表現した。自分の住む街の憩いの場のリニューアルを手伝えてうれしい」と話す。

 同チームが制作したPRムービーが9月4日から、溝の口駅コンコースから見えるノクティビジョンで上映されている。溝の口在住で、郷ひろみさんなど多くのミュージシャンのツアーギタリストも務めるミュージシャン、小南数麿さんがBGMを提供、アレンジした。「国産材を使ったテーブル、椅子でリニューアルするということで、生命力あふれる、夏に書いたこの曲がぴったりだった」と小南さん。

 営業時間は10時30分~22時。今回は内装のみのリニューアルで、テナントの入れ替えはない。

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