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川崎でロボットの「異種格闘技」大会 バトルロボット部門で「下剋上R」が3度目の優勝

各チーム趣向を凝らして技術を披露した

各チーム趣向を凝らして技術を披露した

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 川崎駅西口の川崎市産業振興会館(幸区堀川町66)で、8月25~27日に「第24回かわさきロボット競技大会」が行われ、3日間で1500人以上が来場した。

3度目の優勝を果たした「下剋上・R」

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 製造業の中小企業が多い川崎市内で活動をしていたロボット開発研究会により1994年に発足された同大会。小中学生が出場できるジュニアロボット部門、高校生以上から参加ができるバトルロボット部門があり、バトルロボット部門には優勝賞金50万円が用意される。

 ジュニアロボット部門は、講師の指導を受け、ロボットの基礎からフレームの取り付けなど実際の組立作業に至るまでの体験学習を経て、大会に臨む製作教室チーム24組と、一般参加の24組が8月19日にトーナメント形式でぶつかった。27日には上位3チームの順位決定戦が行われ、「ボスネコ改」が優勝した。

 バトルロボット部門は全国から204チームが出場。学生によるチームが7割、社会人チームが3割ほど参加していた。25日に実機審査を行い、翌26日は予選トーナメント、27日に予選を勝ち抜いた32チームで決勝トーナメントを行った。

 格闘のルールは、2分間以内に190cm四方のリング上からロボットを押し出すか、ひっくり返して10秒経てば1本となり、3本勝負で2本先取した方が勝利する。決勝は「下剋上・R」と「やまだーん固定砲台」が対決し、西嶋俊さんが率いる 「下剋上・R」が3度目の優勝を果たした。

  大会事務局の酒井賢二さんは「年々、出場するチーム各々の技術進歩をすごく感じる。大会を通して若手の技術者の人材育成や新しい技術を披露する場として継続してきたい」と話す。

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