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Bリーグ・川崎ブレイブサンダース 多くの声援に支えられて終盤戦に立ち向かう

倉沢よしえさんの歌が川崎市とどろきアリーナに響き渡る

倉沢よしえさんの歌が川崎市とどろきアリーナに響き渡る

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 終盤に突入したBリーグ東地区で川崎ブレイブサンダースに川崎市民やファンから多くの声援が寄せられている。

レフリーの粋な計らいで少女がボールを預かる

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 東地区は1位のアルバルク東京から3位の川崎ブレイブサンダースまでのゲーム差がわずか2ゲームの激戦が続いている。3月28日の千葉ジェッツ、30日・31日のアルバルク東京との直接対決の結果が優勝戦を左右する重要な局面となる。

 3月20日に行われたメディア公開練習の際に、北卓也ヘッドコーチは、「タフさが大切になる試合展開となる。チーム力も上向きだし、メンバーの気持も高まっている」とし、セカンドユニットが機能することが多くなり総合的なチーム力のアップに手応えを感じている様子。「ファンの応援が選手の背中を後押してきたしこれからもする」と応援への感謝の気持ちも言葉にした。

 3月16日・17日に川崎市とどろきアリーナに「音楽まち・かわさきデー」の一環としておこなわれた「カワサキストリートミュージックバトル(KSMB)」でグランプリとなった「the toto(ザ・トート)」(16日)と、準グランプリとなった倉沢よしえさん(17日)が曲を披露した。

 準グランプリに輝いた倉沢さんは、宮崎出身のシンガーソングライター。沖縄の大学に進学。名護にある「ROCK屋」でギターを買って弾き語りを始める。東日本大震災直後には東北に赴き、歌を披露したことをきっかけに全国で歌い続けている。

 倉沢よしえさんが歌い始めると、会場は静かになり透き通った声が響き渡った。倉沢さんは、「とても歌いやすかった。アリーナ中の人が、私の歌を聴いてくれていると分かってとてもうれしかった。川崎ブレイブサンダースが勝ち続けることを応援していきたい」とエールを送った。

 川崎ブレイブサンダースを応援するファンの中には小さなブースターも多い。最前列で応援する小さなファンにレフリーが粋な計らいをした。タイムに入るとボールを少女に渡した。きょとんとした彼女は、徐々にうれしさがこみあげ、しっかりとボールを預かり、タイムが終わるとボールをレフリーに返した。おそらく川崎の勝利をボールに願ったと思えるシーンだった。

 3月27日、1冊まるごと川崎ブレイブサンダースを特集した「バスケットボールサミット」が発売された。選手、ヘッドコーチ、選手を支えるチームスタッフなどへのインタビューや、Bリーグ開幕にあたりプロクラブの立ち上げ、ホームゲームのエンターテインメント性向上に奔走したクラブスタッフへのインタビューもあり「読み応え充分。後は優勝のみ」の声も上がる。

 多くのファンの声援の中で、今季のクライマックスを迎える川崎ブレイブサンダース。千葉ジェッツ戦は、今夜7時5分にホームでティップオフ。

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