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川崎H&Bシアターが15周年 「街に文化育む」思い込め記念公演も

最終げいこに熱の入る出演者たち

最終げいこに熱の入る出演者たち

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 JR川崎駅近くにある小劇場「川崎H&Bシアター」(川崎市川崎区新川通)が6月8日から、オープン15周年を記念して3日間の記念公演を行う。

カーテンコールの稽古をする別府さん(中央)と出演者ら

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 東京でイベントの仕事をしていた別府寛隆さんが、2003年6月7日に長年の夢をかなえてオープンした同劇場。マンションの3階部分を改修し、音響・照明装置や60席~120席の可変式座席を備える劇場を作った。劇場の名前は「HEART(心)&BRAIN(知力)」から名付けたという。

 別府さんは「始めた頃は川崎には演劇を見るような文化がないと言われたが、まさか15年も続けることができるとは思わなかった。長く続けるうちに川崎の中で活動する劇団や、東京や横浜からも若い演劇人が集まってくれて、たくさんの仲間ができた」と話す。

 8日からの公演では、ラゾーナ川崎プラザの中にある劇場「プラザソル」の副館長も務める別府さんが、川崎で経験したさまざまなことを反映して書き下ろした「フォーシーズンズ」を「劇団企てプロジェクト」の仲間と上演する。街の中に劇場を作ることを夢見るカフェのマスターと、そのカフェに集まる人々を描いた群像劇で、「劇場は街に文化を育む」との別府さんの思いを込める。

 別府さんは「自分のやりたいことをすべて盛り込んだ。劇場に関わってくれたすべての人に感謝している。今まで一緒にやってきた行政や街の人たちにもぜひ見てもらいたい」と話す。

 開演時間は、8日=19時30分、9日=14時、19時、10日=14時。料金は、一般=2,500円、高校生以下=1,500円。

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