リリース発行企業:日立ヴァンタラ株式会社
本件は、米国東部標準時間において、4月9日(木)午前9:00(日本時間4月9日午後10:00)に発表したリリースの抄訳版です
株式会社日立製作所(以下、日立)のグループ会社であるHitachi Vantara LLC(以下、Hitachi Vantara)は、このたび、2026年版「GigaOm*? Radar のオブジェクトストレージ部門」において、「リーダー」および「ファストムーバー」に選出されたことを発表しました。本レポートにおいて、Hitachi Vantaraの「Hitachi Virtual Storage Platform One Object(VSP One Object)」は、大規模なエンタープライズ環境向けに設計された、高度なデータ削減や効率的な容量利用を含む強力なストレージ最適化機能を備えた、スケーラブルなソフトウェア定義型オブジェクトストレージとして評価されています。
*1: 独立系の大手 IT 調査会社
「GigaOm Radar のオブジェクトストレージ部門」の詳細については、こちらをご覧ください。
https://www.hitachivantara.com/en-us/gated-forms/gigaom-radar-for-object-storage
GigaOm Radar のオブジェクトストレージ部門は、技術力、イノベーション、ビジネスへの影響度に基づき、主要なエンタープライズ向けオブジェクトストレージプラットフォームを評価するものです。組織が膨大な量のデータを生成し続け、AI駆動型のワークロードを導入する中、GigaOmは、このデータの大部分が依然として非構造化データのままであることに言及しています。非構造化データからさらなる価値を引き出すためには、スケーラブルで高いレジリエンスを備えたオブジェクトストレージプラットフォームが、現代のデータインフラストラクチャ戦略の中心となりつつあります。
GigaOmは、分析や新たなAIユースケースからデータの耐障害性に至るまで、幅広いワークロードをサポートするように設計された、スケーラブルでエンタープライズ向けのオブジェクトストレージを提供するHitachi Vantaraのアプローチを高く評価しました。特にHitachi Vantaraは、以下の分野を含む複数の領域で高い評価を得ました。
- AI向けデータアクセス最適化:ストレージからのデータの読み取りおよび書き込み方法を最適化し、ボトルネックを低減することで、AIおよび機械学習のワークロードをサポート。
- 柔軟性:さまざまな導入形態やプロトコルに対応し、組織が多様な企業のユースケースや進化するデータ要件に対応可能。
- スケーラビリティ:テラバイトからエクサバイト、数十億のオブジェクトに至るまでデータが増加しても、システムを柔軟に拡張でき、業務への影響を最小限に抑え、企業の成長を支援。
GigaOmのフィールドCTO であるWhit Walters (ホイット・ウォルターズ)氏は、「Hitachi Vantaraの取り組みは、データを一元的に管理する統合データプラットフォームへの業界全体の大きな変化を反映しています。このプラットフォームは意欲的なロードマップに支えられており、迅速なイノベーションと頻繁なアップデートに重点を置きながら、ユーザーや市場の要件に応じて進化し続けています。「リーダー」としての位置付けは、より広範な統合データ戦略の一環として、システムの拡張性が高く、進化し続ける能力を反映しています。」と述べています。
オブジェクトストレージは近年著しく進化し、従来の低コストのアーカイブ用リポジトリという役割を超え、ビジネスイノベーションの能動的な基盤へと変貌を遂げています。これには、データレイクハウスアーキテクチャ、大規模な分析、AIトレーニングパイプライン*?、そして最新のAIアプリケーションを支える高スループットのデータパイプライン*?といった、パフォーマンスを要するワークロードへの対応が含まれます。オブジェクトストレージ内で直接構造化データへのアクセスを可能にするネイティブAmazon S3 Tables*?などの機能により、企業はデータを移動させることなく、より容易に分析を行うことができます。また、機密データの自動識別などの機能により、企業は大規模な環境全体でコンプライアンスを遵守しつつ、重要な情報をより適切に保護することができます。
*2: AIトレーニングパイプラインとは、AIモデル開発のための一連のプロセス
*3: データパイプラインとは、多様なシステムに散在するデータを収集し、分析可能なデータに加工し、データレイクやデータウェアハウスへ転送する一連のプロセス
*4: Amazon S3 Tablesとは、オブジェクトストレージ上のデータをテーブル形式で扱い、クエリや分析を可能にする機能の一例
Hitachi VantaraのChief Product OfficerであるOctavian Tanase (オクタビアン・タナゼ)は、「今日の企業には、スケーラブルなストレージ以上のものが必要です。データの所在にかかわらず、データを安全に管理し活用できるプラットフォームが求められています。VSP One Objectは、企業が期待する信頼性と運用上の簡便性を維持しつつ、AIやアナリティクスワークロードからデータレイクハウス環境に至るまで、幅広いワークロードをサポートすることを可能にします。Amazon S3 Tables互換機能により、企業は、オブジェクトストレージ内で直接データを操作できるようになるため、アナリティクスワークフローが簡素化され、異なるシステム環境間でのデータを移動させる必要性(手間・コストなど)が低減されます。」と述べています。
VSP One Objectは、オンプレミスおよびクラウド環境を横断してブロック、ファイル、オブジェクトストレージのための統一された基盤を提供する、VSP Oneデータプラットフォームの一部です。これらのデータサービスを共通のアーキテクチャの下に統合することで、企業はデータの格納場所を意識せず一貫したエクスペリエンスを得ることができ、サイロ化の解消、可視性の向上、ハイブリッド環境全体での運用の簡素化に貢献します。ミッションクリティカルな信頼性を追求して設計されたこのプラットフォームは、高可用性を保ち、ダウンタイムを最小限に抑えつつ、データ移動の簡素化と事業継続性を実現します。
VSP One Objectの情報はこちらから:VSP One Objectサイト
データレイクハウス連携の情報はこちらから:Red Hat Summit 2026 出展リポート(イベントレポート)
Red Hat Summit 2026では、VSP One ObjectとHitachi Advanced Database*?(HADB)を活用したエンタープライズ向けデータレイクハウス連携ソリューションの構成例をご紹介しました。HADBは、VSP One Objectと連携したHitachi Data Lakehouse Solutionをグローバル向けに展開を進めており、VSP One Objectを含むオブジェクト・ブロック・ファイルに分散したデータを横断して検索・処理可能なデータベースエンジンです。厳格なガバナンスや監査要件、長期保存やコンプライアンスを重視しながら、複数システムに分散したデータを統合活用することが可能になります。
*5: 内閣府の最先端研究開発支援プログラム「超巨大データベース時代に向けた最高速データベースエンジンの開発と当該エンジンを核とする戦略的社会サービスの実証・評価」(中心研究者:喜連川 情報・システム研究機構 機構長/東大特別教授)の成果を利用。
関連リンク
- プレスリリース(英語サイト):Hitachi Vantara Named a Leader in 2026 GigaOm Radar for Object Storage for Strength in Storage Optimization and Enterprise Scalability
- プレスリリース:日立ヴァンタラ、サイバーセキュリティ強化と次世代AIワークロードを支えるハイエンドストレージ 「VSP One Block High End」を発表
- HADBサイト:超高速データベースエンジン Hitachi Advanced Database
商標注記
記載の会社名、製品名などは、それぞれの会社の登録商標もしくは商標です。
Hitachi Vantara について
Hitachi Vantaraは、データによるイノベーションに変革をもたらしています。日立製作所のグループ会社として、世界をリードするイノベーターに対し、信頼性の高いデータ基盤を提供しています。データストレージ、インフラストラクチャ、クラウド管理、そしてデジタルの専門知識を通じて、お客さまが持続的なビジネス成長の基盤を構築できるようサポートします。詳しくは、www.hitachivantara.comをご覧ください。
日立製作所について
日立は、IT、OT(制御・運用技術)、プロダクトを活用した社会イノベーション事業(SIB)を通じて、社会インフラをデジタルで革新し続けるグローバルリーダーをめざし、環境・幸福・経済成長が調和するハーモナイズドソサエティの実現に貢献します。デジタルシステム&サービス、エナジー、モビリティ、コネクティブインダストリーズの4セクターに加え、新たな成長事業を創出する戦略SIBビジネスユニットの事業体制でグローバルに事業を展開し、Lumadaをコアとしてデータから価値を創出することで、お客さまと社会の課題を解決します。2025年度(2026年3月期)売上収益は10兆5,867億円、2026年3月末時点で連結子会社は606社、全世界で約29万人の従業員を擁しています。詳しくは、www.hitachi.com/ja-jp/をご覧ください。
お問い合わせ先
日立ヴァンタラ株式会社マーケティングコミュニケーション部
https://www8.hitachi.co.jp/inquiry/hitachivantara/site-inq/form.jsp