プレスリリース

大阪市、青カビ由来のプベルル酸と製品中のプベルル酸を「同一物質であると推定」 ― その各分析記録の比較を行ったことを示す文書は「作成又は取得した記録はない」と回答(大大保第8306号)

リリース発行企業:株式会社薫製倶楽部

情報提供:

株式会社薫製倶楽部(岡山県都窪郡早島町、代表取締役・薬剤師 森 雅昭)は、令和8年8月13日付で大阪市長宛てに行った公文書公開請求について、令和8年8月27日付の決定通知書計7通を同月31日に受領しました。本リリースでは、そのうち大大保第8306号(不存在による非公開決定通知書)の内容をご報告します。
1. 当社が求めた公文書(令和8年8月13日付公開請求)
大阪市は、第3回大阪市食中毒対策本部会議(令和6年5月29日)資料3および食中毒詳報(令和7年3月19日公表)において、旧大阪工場拭き取り検体から分離された青カビ(Penicillium adametzioides)の産生物からプベルル酸を検出した旨を公表しています。
当社は、青カビを発生源とする結論に至るには、1.当該青カビ株がプベルル酸を産生することの確認、2.当該青カビが産生したプベルル酸と製品中のプベルル酸との同一性の確認、3.当該青カビを発生源とする因果関係の根拠、の三段の証明が必要であると整理したうえで、次の公文書の公開を請求しました。
(3)当該青カビが産生したプベルル酸と製品中のプベルル酸との同一性を確認した分析記録(保持時間、質量分析・NMR等による対比を含む。)
(5)上記の確認・調査を実施しなかった場合には、実施しないと判断した記録
2. 大阪市の回答(大大保第8306号・別紙より)
上記(3)について、大阪市の回答(不存在の理由)は次のとおりです。
「小林製薬株式会社旧大阪工場の拭き取り検体から分離された青カビのうち、本市及び大阪健康安全基盤研究所が Penicillium adametzioides として同定した菌株検体が産生したと考えられるプベルル酸の分析記録と、小林製薬株式会社の紅麹配合食品3製品(紅麹コレステヘルプ、ナイシヘルプ+コレステロール、ナットウキナーゼさらさら粒GOLD)の一部のロットの検体から検出されたプベルル酸の分析記録のそれぞれを確認し、同一物質であると推定した事実はあるが、その各分析記録の比較を行ったことを示す文書を作成又は取得した記録はないため。」
上記(5)については、「請求書に記載された内容を示す文書を作成又は取得した記録はないため。」との回答でした。
通知書の末尾には、「以上の理由により、本市は公開請求に係る公文書をそもそも作成又は取得しておらず、実際に存在しないため。」と記載されています。
3. 当社の整理
食中毒詳報の「青カビの産生物からプベルル酸を検出」という記載は、青カビ側の物質と製品側の物質が同一であることを前提とする記載です。
今回の決定により、その同一性の判断は「推定」であり、両者の分析記録の比較を行ったことを示す文書は作成も取得もされていないことが、大阪市長名の公文書で確認されました。
一般に、二つの試料中の物質を同一と判断するためには、保持時間の一致、質量分析やNMRによる対比といった分析化学上の手続が用いられます。当社は、こうした対比の記録の有無を確認するために本請求を行いました。
なお、同日付のその他の決定(大大保第8302号〜第8305号、大健第829号・第830号)の内容については、追ってご報告します。
4. 当社が提出している書面と回答期限
・令和8年8月18日付 質問書(第2)(大阪市保健所長宛・厚生労働省の保有文書の状況との整合性):回答期限 令和8年9月1日
・令和8年8月22日付 最終要求書(大阪市保健所長宛・微生物の「種」と「株」の区別に関する4項目):回答期限 令和8年9月4日
・地方独立行政法人大阪健康安全基盤研究所への法人文書公開請求2件:決定期限 令和8年9月1日・9月2日(同研究所からの延長通知による)
回答および決定を受領した後、その内容をご報告する予定です。
5. 本リリースについて
・本決定の「作成又は取得した記録はない」「実際に存在しない」は、当該公開請求に対する公文書の保有の有無に関する大阪市の回答であり、科学的知見一般の存否を判断するものではありません。
・本リリースは、当社が受領した行政文書の記載内容を紹介するものであり、因果関係や違法性についての判断を述べるものではありません。
・引用は、大大保第8306号決定通知書および同別紙の記載によります。
・大大保第8306号は、令和8年8月13日付公開請求のうち上記(3)(5)に対応する決定であり、同請求のその他の項目は別の決定(大大保第8304号・第8305号)により処理されています。
・本文中の三段の証明構造をはじめとする整理・位置づけは、当社の受け止めです。
■ 会社概要
株式会社薫製倶楽部
所在地:〒701-0303 岡山県都窪郡早島町前潟611-1
代表者:代表取締役・薬剤師 森 雅昭
事業内容:薫製食品の製造販売(ブランド:倉敷ソーセージ)
TEL:086-483-0602 メール:sales@kunsei.co.jp
紅麹関連情報:https://kunsei.com/archives/category/benikoji
追記:LINE公式アカウントを開設しました
紅麹文化の名誉回復を目的として、LINE公式アカウントを開設しました。情報公開請求の経過や行政文書の内容を随時ご案内します。








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