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川崎ブレイブサンダース長谷川技選手、B1通算1000得点達成に祝福の声

「NBL2015-2016シーズンファイナル」で活躍する長谷川技選手。(左から)第3戦、第4戦、第5戦(撮影=加藤恵三)

「NBL2015-2016シーズンファイナル」で活躍する長谷川技選手。(左から)第3戦、第4戦、第5戦(撮影=加藤恵三)

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 Bリーグ・川崎ブレイブサンダースの長谷川技選手が10月10日に記録したB1通算1000得点達成に祝福の声が寄せられている。

Bリーグ前季の長谷川技選手

 川崎市とどろきアリーナ(川崎市中原区等々力)で10月10日に大阪エヴェッサを迎えて行われた川崎ブレイブサンダースのホーム開幕戦。藤井祐眞(#0)、辻直人(#14)、ニック・ファジーカス(#22)、ジョーダン・ヒース(#35)、そして長谷川技(#33)の各選手がスタメンに入った。

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 川崎の攻撃は、藤井からファジーカスへと渡ったボール受けた長谷川の一投から始まった。この3ポイント狙いはリングに嫌われた。大阪に2点リードを許して再び川崎の攻撃。藤井選手からのボールをコーナーで受けて投じた3ポイントが成功。長谷川選手は通算110番目の達成者となった。

 長年バスケットの取材しTV中継放送の解説者として活躍する青木崇さんは、長谷川選手を「ボールを持たないところでしっかりと仕事をし、ボールを持てば流れを変える3ポイントシュートを決める頼りがいのある選手」と評価する。

 青木さんが思い出すのはBリーグが始動する前に、NBL最後のゲームとなった「NBL2015-2016シーズンファイナル」だという。対戦は、東芝ブレイブサンダース神奈川(現=川崎ブレイブサンダース)とアイシンシーホース三河(現=シーホース三河)。東芝は三河に2連敗したが、その後3連勝する逆転劇となり優勝を手にした。

 このゲームで長谷川選手の真骨頂が見られたという。このゲームで三河の比江島慎選手をマッチアップする仕事を任された。長谷川選手は徹底したマークで役割を果たしたことが、3連勝の勝因の一つにもなっている。「数字にならないプレーでチームの勝利に大きく貢献する長谷川選手。チームにとっては頼りがいがある存在。『縁の下の力持ち』『卓越した仕事をする職人』。そんな言葉が長谷川選手にはよく似合う」と期待を込めて話す。

 川崎ブレイブサンダースの取材を続けるフリーアナウンサーの木村英里さんは「長谷川選手は、守備の貢献度の高さが一見光って見えるが、地道に積み重ねてきた1000得点という数字が表すように攻撃面でもチームの窮地を救ってきた。昨年10月に行われた千葉ジェッツ戦で23点ビハインドから逆転勝利した試合でも、青木保憲選手の連続バスケットカウントなどで勢いづいたチームの中で、ゲームの流れを決定付けたのは長谷川選手の3ポイントシュート。大量得点をするわけではないが、何倍もの価値があるシュートを決められる選手の一人。ここぞという瞬間にコーナーから射抜かれる3ポイント。シュートが決まっても大きく喜ぶことなくすぐにディフェンスに戻る、そんな職人らしいプレーはまるで縁の下の力持ち。その証しの1000得点到達だと思う」と話す。

 これからの時代、「勝つのは強者ではなく賢者である」とすれば、長谷川選手のプレーヤーとしての立ち位置は明確になる。多くの長谷川選手ファンは、「賢者・長谷川」に期待している。前季のゲームで「はせ。はせ。がんばれはせ」と持ちうる全ての力で声援する少年がいた。小学生2年生の時から長谷川選手のファン。「今6年生。中学に行っても『はせ』を応援する」と目を輝かせていた。

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