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川崎大師で恒例の玉飾り設置 「鳶頭(とびかしら)」が平穏な日々への願い込めて

12月31日午前8時に川崎大師・大山門前で、玉飾りが注連縄(しめなわ)の位置に合わせて鳶頭(とびかしら)の手により取りつけられた(撮影=加藤恵三)

12月31日午前8時に川崎大師・大山門前で、玉飾りが注連縄(しめなわ)の位置に合わせて鳶頭(とびかしら)の手により取りつけられた(撮影=加藤恵三)

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 12月31日8時前、真言宗智山派大本山金剛山金乗院平間寺(川崎大師)の大山門前で、玉飾りが注連縄(しめなわ)の位置に合わせて鳶頭(とびかしら)の手により取りつけられ新年を迎える準備が整った。

「大師四番」と記された半纏(はんてん)をいなせに着込んだ「鳶頭(とびかしら)」の手で設置

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 31日は「除夜法楽」が鐘楼堂で行われ、法楽のあと百八つの鐘が撞(つ)かれ新年を迎える。大本堂では、除夜の鐘とともに、貫首が山僧侶を従えて上堂し、御本尊厄除弘法大師ご宝前で「元朝大護摩供」(1月1日0時)を行い、国家安穏、玉躰安穏並びに十方信徒の諸願成就が祈願される。

 「去年と今年は願うことが多い。早く穏やかな日々が来ればと思う」「仕事の関係で大晦日に初詣をする。玉飾りの取り付けが済めば、私にとっては新年になる。今年こそ商いがうまくいくように願う」「祖父の代から新年は川崎大師。孫も生まれ騒がしい幸せを報告する」などの声が聞こえる。

 川崎大師では、境内・大本堂ほか各お堂は護摩祈祷中、法要中を含めてマスクをつけたままの参拝を呼び掛けている。

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