
株式会社カヤック(本社:神奈川県鎌倉市、代表取締役CEO:柳澤大輔、東証グロース:3904)が運営する、移住・関係人口マッチングサービス『スマウト』は、2026年9月1日(火)に累計登録者数が10万人を突破したことをお知らせします。
『スマウト』は、地域に関わりたい人と地域をマッチングするスカウト型のWebサービスです。2018年6月のサービス開始以来、地域の人々が自らの言葉で、仕事や暮らし、体験、課題など幅広い情報を発信し、地域外から人を募集できる仕組みを提供してきました。これまで数多くの移住・関係人口を創出し、地方創生の推進に寄与しています。
累計10万人達成にあわせて、ユーザーデータから見えてきた、いまの移住・関係人口の特徴も公開します。20代から60代まで全年代で高い関心を集めているのが「空き家」、50代・60代のミドルシニア層を中心に「おひとりさま移住」への関心も高まるなど、地域との関わり方は多様化が進んでいます。
また、10万人突破を記念し、一つひとつの出会いへの感謝を込めて、地域とのつながりの輪をさらに広げる特製アイテム「出会いをつながりに変える!ひとこと箋」を、39(サンキュー)名様にプレゼントするキャンペーンを実施します。
『スマウト』公式サイト
私たちは、関わる地域や移住先を決める際に「人とのつながり」がいちばんの後押しになると考えています。『スマウト』は、地域の人から「うちに来なよ」と声がかかるスカウト型の仕組みです。

ユーザー(地域に行きたい人)は、自身のプロフィールや興味のある地域、希望する暮らし方などを登録しておくと、地域側から直接スカウトが届きます。また、「求人」「暮らし」「空き家」「体験」など地域が発信するさまざまなプロジェクトを閲覧し、「興味ある」「応募したい」ボタンを押して意思表示が可能です。
地域の人(スカウトしたい人)は、プロジェクトの掲載に加え、興味を示したユーザーへのメッセージやスカウトの送信、属性・関心度の分析、つながったユーザーの一元管理などが可能です。行政の支援制度や立地条件だけではなく、「地域にどんな人がいるのか」「誰と出会い、何を一緒にできるのか」を伝えることで、人と人とのつながりから地域への最初の一歩を生み出しています。

掲載されているプロジェクト例
今回の10万人突破は、単なる登録者数の到達ではありません。
移住や地域おこし協力隊への参加はもちろん、地域企業の求人、副業・複業、二地域居住、地域体験など、『スマウト』で出会えるプロジェクトの幅が広がるにつれて、ユーザーのすそ野も広がってきました。地域への関わり方そのものが多様になってきていることが、この10万人という数字を後押ししています。
2018年6月のサービス開始から『スマウト』が8年間で積み上げてきた実績を紹介します。
(数字は2026年8月末時点)
■累計登録者数

2020年2月時点では約1万人だった登録者数は、2026年8月までの約6年半で10倍に。10万人へと成長しています(※)。
地域への興味関心層は、コロナ禍のテレワークの普及やライフスタイルの変化をきっかけに急増。オンライン移住相談や地域とのオンライン交流など、現地を訪れる前から地域の人と気軽につながれる機会も広がりました。近年は、移住を前提としない関わり方=関係人口へのニーズも高まっており、地域との多様な関わり方が広がっています。
※LINE公式アカウントの友だち登録者を含む
■累計登録地域数

登録地域数も伸びています。2020年8月時点では約420地域でしたが、2026年8月に1,200地域を超え、6年間で約2.9倍に増えました。
サービス開始当初の地域利用者は自治体が中心でしたが、現在は民間事業者や地域団体にも多くご活用いただいています。
■地域とユーザーがつながった数

『スマウト』では、地域がプロジェクトで情報を発信し、ユーザーがプロフィールを登録してプロジェクトに「興味がある」という意思を示すことで、地域からのスカウトを受けたり、メッセージルーム上でメッセージを送り合うことができます。
これまで地域とユーザー間の双方向でメッセージのやりとりが行われた数は、累計88,670件(2026年8月末時点)になりました。
■累計プロジェクト数

全国から集まったプロジェクト数は、累計24,000件(2026年8月末時点)を突破しました。
移住はもちろん、地域企業への就職・副業・複業・事業承継などの仕事探し、二地域居住・多拠点生活といった暮らし方、ボランティアや農泊などの地域体験まで、多様なプロジェクトが掲載されています。
『スマウト』を活用いただいているユーザーの属性は、以下のようになっています。
(数字は2026年8月末時点の統計です)
■ユーザーの年齢層

ユーザーの年代別の割合は、20代が20%、30代・40代が21%で横並び、50代が25%、60代以上が11%となっています。
コロナ禍をきっかけに30代、40代のユーザーが増加。近年では50代以上のミドルシニア層が増えてきています。この背景には、人生100年時代に長年の経験を活かし「新たな仕事に挑戦したい」という意欲を持つミドルシニア層と、深刻な人手不足に悩む地域企業との間で、移住や二地域居住を伴う転職という選択肢が生まれていることがあります。
■ユーザーの居住地

ユーザーの居住地は、関東在住者が28%と最も多く、次いで中部地方18%、近畿地方が16%。都市部を中心として全国にユーザーを抱え、地域から地域へと人の流れを生み出しています。
■人気のキーワード(タグ)

『スマウト』のプロジェクトには、最大5つまで関連するキーワード(タグ)を設定することができます。また、ユーザー側も自分のプロフィールに「興味あること」のタグを設定することができます。
2025年9月1日〜2026年8月31日の1年間で、ユーザーが「興味あること」に選んだタグを集計した結果、人気トップ5は以下の結果になりました。
1位 空き家
2位 地域おこし協力隊
3位 おひとりさま移住
4位 宿泊・観光
5位 未経験歓迎
また、年代別では、以下の結果になりました。
年代別 人気のキーワード(タグ)
20代:1位 地域おこし協力隊/2位 空き家/3位 未経験歓迎
30代:1位 空き家/2位 地域おこし協力隊/3位 リモートワーク・テレワーク
40代:1位 空き家/2位 地域おこし協力隊/3位 未経験歓迎
50代:1位 空き家/2位 おひとりさま移住/3位 宿泊・観光
60代:1位 空き家/2位 宿泊・観光/3位 おひとりさま移住
こうした10万人分のデータから見えてきた、いまの移住・関係人口を象徴する3つのトレンドをご紹介します。
■トレンド1.:高まる「空き家」への関心 ― 社会課題と移住ニーズの接点
20代を除く全年代で最も注目を集めているのが「空き家」。地域への訪問を考える際、まず探さなければならないのが滞在場所です。一方、地域では空き家の増加が問題になっており、空き家の所有者が利用してくれる人を探すニーズと、滞在先を探す人のニーズ、双方があることがうかがえます。
総務省が発表した「令和5年住宅・土地統計調査」によると、全国の空き家数は900万2千戸と過去最多を更新し、空き家率も13.8%と過去最高を記録しました(2018年調査比51万戸増)(※1)。空き家は全国的な社会課題である一方、『スマウト』上では「暮らしてみたい」「関わってみたい」という個人の関心の入り口としても機能しており、社会課題と個人のニーズが交差する象徴的なキーワードになっています。
■トレンド2.:広がる「おひとりさま移住」 ― 単身でのセカンドライフという選択
人気タグの3位には「おひとりさま移住」がランクイン。年代別では特に50代・60代で上位に入っており、ミドルシニア層を中心に、一人で地域に移り住むという選択肢への関心が高まっていることがわかります。
背景には、人生100年時代における「セカンドライフ」の多様化があります。仕事や子育てが一段落したタイミングで、家族単位ではなく個人単位で暮らし方を見直す動きが、地方移住の文脈でも広がっています。地域側からも「単身での移住相談が増えている」といった声が寄せられており、「一人だから移住できない」ではなく「一人だからこそ、自分らしい暮らし方を選べる」という価値観はあることがうかがえます。
■トレンド3.:「移住」だけではない、関係人口という関わり方の広がり
20代から40代では、都市部から地域に赴き、地域の活性化を支援する制度「地域おこし協力隊」も人気です。こうした移住・定住を伴う関わり方だけでなく、「宿泊・観光」(4位)「未経験歓迎」(5位)など、より軽やかに地域と関わりたいというニーズも上位にランクインしています。
こうした関わり方の広がりは、国の政策としても後押しされています。総務省は2025年6月の閣議決定を経て「ふるさと住民登録制度」を創設(※2)。居住地以外の特定の地域とのつながりを、アプリを使って登録・可視化し、継続的な関係をつくる仕組みです。2026年度中の制度開始に向け、モデル事業が進んでおり(※3)、移住という大きな決断の前段階として、また移住をゴールにしない関わり方として、「関係人口」という選択肢そのものが官民双方で本格的に整備され始めていることがうかがえます。
『スマウト』では移住はもちろん、二地域居住・多拠点生活、副業・複業まで幅広いプロジェクトを扱っており、こうした関わり方の多様化に応えることができます。
※1 総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計(確報集計)結果」(令和6年9月25日)
https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2023/pdf/kihon_gaiyou.pdf
※2 総務省「令和7年6月13日 閣議決定(抜粋) (経済財政運営と改革の基本方針2025、地方創生2.0基本構想、デジタル社会の実現に向けた重点計画)」
https://www.soumu.go.jp/furusatojuumin/assets/pdf/document/07.pdf
※3 総務省「ふるさと住民登録制度ナビ」
https://www.soumu.go.jp/furusatojuumin/
プロジェクトに参加して、実際に地域とつながったユーザーはどのような変化を感じているのか。地域との関わりやサービス利用後の変化についてアンケートを実施したところ、下記の結果となりました。
※アンケート実施期間:2026年7月24日〜8月21日
※回答者数:184人(うち「地域と関わった」と回答した59名が対象)
*地域と関わったことで成果があった人 64%(回答者59名中)

Q:地域と関わったことで成果があれば教えてください
という設問で、64%の方が
「移住した」「多拠点生活を開始した」「地域での仕事が決まった」「何度も通うようになった」「地域での知り合いが増えた」など、人生に何らかのポジティブな変化があったと回答しています。
さらに、
Q:地域と関わった結果、以前と比べて【幸福度】はトータルで変化しましたか?
という設問には、半数以上となる56%が「幸福度が上がった」と回答しました。
*地域との関わりで幸福度が上がった人 56%(回答者59名中)

また、どのような体験が「幸福度」につながっているのかについて、次のような声が寄せられています。
・「住みたい場所に住む事の大切さを痛感した」(50代・女性)
・「現代の便利さで気づかなかったものが、近くにあることや大切な物が見つかった」(50代・女性)
・「朝イチで、釣れた魚のお裾分けをもらったこと」(30代・女性)
・「里山文化、徒歩で行ける魅力あふれるスポット、毎日自然の近くで暮らしている喜びはとても大きい」(50代・男性)
・「交通費や、生活費が単純に2拠点になることで増えますが、今住んでいる場所ではできない経験ができ、幸福度はとても上がりました。」(40代・女性)

地域で生まれた大切な出会いを、その場限りで終わらせないために。
「出会いをつながりに変える!ひとこと箋」は、『スマウト』を通じて生まれた人と人とのご縁を、かたちにして残すための特製オリジナルカードです。
抽選で39(サンキュー)名様に、お一人につき100枚をプレゼントします。
表面は、地域と自分を象徴する写真と、地域のこと・自分のことを紹介するQ&Aを掲載した、自分と地域の魅力を伝える名刺として。
裏面は、自由に手書きのメッセージを書き添える「ひとこと箋」として。
単なる連絡先の交換ではなく、あなたらしい「ひとこと」を手渡すことができます。
名刺代わりに「こんな地域です」と紹介したり、お世話になった人へ感謝の気持ちを伝えたり、また会いたい人に「また来てね」と手渡したり。その温かいひとことが、はじめましての出会いを「ずっと続く関係」へと変えてくれます。
この「ひとこと箋」が、地域での一期一会の出会いを、持続的な「関係人口」へと育てていくきっかけになればと考えています。
詳細を見る
■応募方法
応募期間(2026年9月3日〜9月25日)に、下記Googleフォームより、
1.地域と私を象徴する正方形写真1枚、2.地域名・名前・ニックネーム、3.「地域のこと」「私のこと」それぞれの質問への短文回答、を入力の上ご応募ください。
詳しい設問内容・応募要項は下記のGoogleフォームをご確認ください。
※Googleフォーム
https://forms.gle/qT4VQUxa6a7fLP5CA
■キャンペーン概要

2018年のサービス立ち上げから8年、「スマウト」は累計登録者数10万人という大きな節目を迎えることができました。
私がスマウトに最初に携わったのは、大学4年生のとき、レポーターとして北海道下川町に派遣されたことでした。今は運営する側ですが、最初は「地域の発信者」として、下川の面白さや暮らしのありようを言葉を尽くして伝えたいと思ったことが、私にとってのスマウトの原体験です。自らの言葉で地域の魅力を伝えるからこそ、表面的な条件の比較を超えて、心動かされる共感を通して地域とつながっていく。それは、スマウトが8年間、変わらず大切にしてきたことです。
これだけ多くの方が地域とのつながりを求めて集まってくださったのも、1,200以上の地域の皆様が、ご自身の言葉で地域の魅力や仕事、暮らし、時には課題までも熱心に発信し、継続的な活用で支えてくださったからこそだと思います。そして、その声に「行ってみたい」と応えて飛び込み、さまざまな地域とつながり、足を運び、さらに移住まで決めてくださったユーザーの皆様にも、心から感謝申し上げます。
10万人という数字の裏側には、10万通り以上の地域との出会いがあります。スマウトを通じて生まれた一つひとつの出会いが、その人にとっても、その土地にとっても実りあるものとなるよう、これからも、「地域とつながるプラットフォーム」として邁進してまいります。
株式会社カヤック概要
既成概念にとらわれない発想力・企画力、形にしていく技術力を強みに、ゲームアプリや広告・Webサイト制作を始め、コミュニティ通貨、移住・関係人口促進など最新テクノロジーとアイデアを掛け合わせた新しい体験をユーザーに提供しています。社員の9割がデザイナーやプログラマーなどのクリエイター人材で「つくる人を増やす」を経営理念に多様性を生かしたユニークな人事制度や経営を行なっています。愛称は「面白法人カヤック」。
設立 :2005年1月21日
代表者 :代表取締役 柳澤大輔、貝畑政徳、久場智喜
所在地 :神奈川県鎌倉市御成町11-8
事業内容 :日本的面白コンテンツ事業
URL :
https://www.kayac.com/