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溝の口のシェアオフィス兼レンタルスペースが3周年 安全に交流できる場目指して整備

nokutica(ノクチカ)の敷地内に広がる現在の庭

nokutica(ノクチカ)の敷地内に広がる現在の庭

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 JR武蔵溝ノ口、東急田園都市線溝の口駅近くのシェアオフィス「nokutica(ノクチカ)」が現在、コロナ禍においても安全に交流できる場「nokutica Pocket Park」の整備に取り組んでいる。

「nokutica Pocket Park」のイメージ図

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 ノクチカは、診療所兼住宅として使われていた築90年の建物を改修し、シェアオフィスとコワーキングスペース、レンタルスペースの機能を備え、2017(平成29)年12月3日にオープンした。運営はのくちのたね(川崎市高津区)が担い、近隣在住者や溝の口かいわいで働く人たちに活用されている。

 3周年を迎えるに当たり、同施設管理人の松田志暢さんが「敷地内にある58平方メートルの庭も生かし、さらに『街に開かれた場』を提供したい」と、「nokutica はたらく人・暮らす人のための庭づくりプロジェクト」を地域限定クラウドファンディング「かわファン」に登録した。

 「かわファン」は、「お金の地産地消」を掲げるかわさき市民しきんが、市内での課題解決のための事業を後押しするために、2020年9月に立ち上げた寄付プラットフォーム。「川崎をより良くしていく志」を地域の人と共有しながら一緒に実現することが、川崎の豊かな未来につながるという思いも込めているという。

 松田さんは「エントランスに設けた二坪喫茶アベコーヒーもnokuticaの顔になり、地域の交流拠点として認知度も高まってきているが、コロナ禍で人が集まりにくくなっている今、少しでも安心して楽しめるオープンエアな空間として庭を整えたい」と話す。「nokutica Pocket Park」の総工費約300万円のうち80万円を目標金額に掲げている。

 目標額に達成した場合のリターンは、庭を1日貸し切ることができるプランや、アベコーヒー、リフレクソロジーなど溝の口の味や技を堪能できるプランなど幅広く用意されている。発起人には松田さんのほかに、同施設コミュニティーマネジャーの松村茉莉さんや、二坪喫茶アベコーヒー店主の阿部まりこさん、住宅・家具デザイナーの中村圭吾さん、インテリアデザイナーの山田隆俊さんら、nokuticaとも縁が深い人々が名を連ねている。

 クラウドファンディングの締め切りは1月31日。

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