JR南武線中原駅近くにある葬儀社「花葬」(はなそう)が2月1日、故人を親族と一緒に霊きゅう車で生まれ故郷へ送るサービスを始めた。
同社によると、首都圏では故人が亡くなってから火葬されるまでに数日間の待ち時間が発生することが課題となっており、遺体を自宅に安置する事を避け、火葬されるまで安置所に預けるケースが増えているという。
故郷や思い出の場所に遺体を搬送し、家族と共に故人の思いをかなえる同サービスについて、社長の大屋徹朗さんは「火葬場が混んでいる場合、安置所で10日間ほどお待ちいただくケースもある。残された親族には思い出作りや親孝行の一つとして利用してもらいたい」と話す。
大屋さんは「業界でも珍しいサービスだが満足度は高いはず。葬儀社業界の新しい改革に挑戦したい」と意気込む。