川崎フロンターレが4月21日、明治安田生命J1リーグ第9節・鹿島アントラーズ戦(等々力陸上競技場)の場外イベントとして「陸前高田ランド春」を開催する。
2011年3月の東日本大震災の後、「支援はブームじゃない」を合言葉に復興支援活動を続けているフロンターレ。岩手県陸前高田市とは2011年4月、同市の小学校から要請を受け「川崎フロンターレの算数ドリル」を届けたことから交流が始まった。以来、同市で選手によるサッカー教室や、陸前高田市民を川崎市および等々力陸上競技場に招待する「かわさき修学旅行」などを開いている。
2015年9月には同市と友好協定「高田フロンターレスマイルシップ」を締結。2016年7月には同市内の上長部グラウンドで「高田スマイルフェス2016」を開催し、2773人の来場者を集めた。
「陸前高田ランド」も友好協定に基づく活動の一つで、今年は4月と12月の2回行う。定番となった「蒸しかき・かきのお吸い物」「みそフランク」のほか、初登場となる「三陸秋刀魚(さんま)のさんまメンチ」「ほや炊き込みご飯」などのスタジアムグルメ、各種物販ブースにも陸前高田名物が並ぶ。
もう一つの三陸名物として、参加店舗からの景品が当たる「餅まき」も行う。14時40分の最終回にはJリーグの村井満チェアマンも駆け付ける予定となっており、「戸田太陸前高田市長とそろい踏みで餅をまいていただけるよう調整中」と、フロンターレ集客プロモーショングループの若松慧さん。併せて震災復興支援「Mind-1ニッポンプロジェクト募金活動」も行われるという。
開催時間は11時~15時30分。各種グルメ・物販は商品がなくなり次第終了。「餅まき」は11時50分、12時40分、13時30分、14時40分の4回を予定。観戦チケット不要で入場無料。