川崎市内にあるスーパーマーケット「OONOYA」4店舗で5月23日、地元で栽培した酒米を使った日本酒「出穂」の販売が始まった。
かつて川崎市内で販売していた地酒「田ゆう(でんゆう)」を復刻しようと、2年前に一般社団法人「カワサキノサキ」が「地酒復活プロジェクトを」立ち上げ完成にこぎ着けた同商品。
「カワサキノサキ」ではこれまで、「とんもり谷戸」(宮前区初山)の水田で親子参加型イベントを行い、延べ200人ほどが参加。田起こし、田植え、稲刈りを行ってきた。
「出穂」は、多摩区中野島の米農家・浅谷信男さんの水田で栽培した酒米「楽風舞」を使い、「田ゆう」を製造販売していた「泉橋酒造」(海老名市)が仕上げた純米吟醸酒。アルコール度数は17度。
「OONOYA」社長の大野孝将さんは「地元で栽培した酒米でできた日本酒なので応援したい。郷土愛を持っているお客さまに味わってもらい、どんな反響があるか楽しみにしている」と話す。
価格は、720ミリリットル入り=1,700円、一升=3,200円。「OONOYA」小杉店、元住吉店、長尾店、大野屋商店(武蔵小杉東急スクエア店)の4店舗で販売する。