JR武蔵中原駅から徒歩10分の所に、「充実した共用施設」を売りにするシェアハウス「シェアレジデンスMusaco」(川崎市下新城2)が完成し、現在入居者を募集している。
富士通の独身寮だった施設をリノベーションした同施設。企画・運営を手掛けるのはシェアデザイン(東京都渋谷区)。
3階建て65室。1室の広さは16平方メートルほどで、月々の賃料は4万8,800円~6万800円(共益費は1万4,800円)。オープンと同時に外国人の利用者で2階部分が全て埋まり、その後もシェアハウスを好む人のネットワークなどで順調に入居が決まり、現在の空き室は10室ほど。
大型のキッチンは業務用で、広々として器具も充実している。リビングとダイニングを兼ねるラウンジがあり、テラスではグランピングも可能。
趣味や健康維持のための施設も充実。電子ピアノと電子ドラムを備えた音楽ルーム、酸素カプセルも用意したフィットネスルームに加え、ターンテーブルとカラオケ設備を整えたDJバーも。
オーナーの長戸隆彦さんは「自分の海外での居住経験や音楽の趣味などを生かすことができる施設になった。ここに住むことで、共通の趣味を通じてそれぞれの利用者が世界を広げてくれたら」と話す。
現在、地域の町内会でも若手として期待されている長戸さん。「外国人が住むことに始めは不安の声もあったが、町内会の活動などにも利用者に楽しんで参加してもらえる仕組みをつくって、少しずつ理解を広めていきたい」と展望を語る。
入居者がそろう10月ごろをめどにお披露目会を開く予定。