川崎市内で10月10日、サイクリングイベント「川崎ライドサーカス」が開催された。
約300人の参加者が生田緑地、川崎競輪場、川崎大師といった市内の観光地を巡り、ゴールの「ラ チッタデッラ」(川崎区小川町4)を目指した。協力店は店頭に自転車ラックを設置し、サイクリストをもてなした。
子ども3人と参加した大田区在住の日浅さんは「普段は走れない競輪場のトラック内は子どもたちがとても喜んでいた。多摩川沿いの土手はとても見晴らしが良くて天気が良い時は富士山も見える」と話した。
俳優の鶴見辰吾さんも参加。「自転車を通して川崎の魅力を知ることができた。近くに住んでいたが、川崎大師に行ったのは実は初めて」とコースの設定に満足していた。ゴールではお笑い芸人の安田大サーカスの団長安田さんがサイクリストたちを迎えた。
主催の坂口弥寿久さんは「このようなイベントは通常は車の少ない郊外でやることが多い。ゴールを市街地に設置することでにぎやかになり、参加者もうれしそうだった。市内のいろいろな場所を自転車で訪れることで、新たな日常を体感してもらい楽しんでもらえたという手応えを感じている。多摩川のサイクリングロードのインフラ整備などにも役立てば」と、次回の開催に意欲を見せる。