Bリーグ終盤戦で激闘を続ける川崎ブレイブサンダースが、3月15日に行われた第28節・レバンガ北海道戦ゲーム2を97-71で勝利して地区優勝を一歩引き寄せた。
25分出場し12点を上げてデビューしたパブロ・アギラール選手(#34)
3月14日に予定されていたゲーム1は北海道の選手の発熱でゲーム開始直前に中止。翌15日のゲーム2は、熱の症状も出なかったため予定通り16時5分に始まった。
中止になったゲーム1の試合前ウオーミングアップに登場し調子の良さをアピールしていた篠山竜青選手(#7)。翌15日もエナジー満載で復活劇に挑み、ゴール下を時計回りに走りぬける「篠山走り」や、両手を大きく8時20分に広げてハザードを作るディフェンスを見せて活躍しチームをけん引。試合後の会見で、篠山選手は「けがで2カ月半試合から離れていたが、今日しっかり復帰できたのでよかった」と話した。
この日がBリーグデビュー戦となったパブロ・アギラール選手(#34)は25分間出場し12点を上げ勝利に貢献。「まだいいパフォーマンスができていないと思っている。焦らずしっかりチームにフィットしていきたい」と意欲を見せた。
ゲーム展開は、第1Q(クォーター)で、熊谷尚也(#27)、ジョーダン・ヒース(#35)、ニック・ファジーカス(#22)の各選手が活躍。篠山選手も登場して復帰戦とは思えないほどエネルギッシュな動きを披露して10点差で川崎がリードした。第2Qで、リズムつかみ始めた北海道が反撃。3点差まで迫るが、川崎がディフェンスを強化しリードを守った。
3Qで川崎は、ニック・ファジーカス、ジョーダン・ヒース、パブロ・アギラールの3選手が同時に参戦。高さのあるディフェンスで北海道の攻撃を防御し、攻撃でも篠山選手のパスからジョーダン・ヒース選手がダンクを決めるなど見せ場を作りながら波状的な攻撃を展開して21点差とした。第4Qで川崎は、「全員バスケ」の総力戦で北海道の攻撃を抑えてリードを維持し、91-71で再開ゲームを勝利で飾った。
なお、17日19時より、Bリーグの大河正明チェアマンが記者会見し、B1は3月22日~4月1日、B2は3月25日~29日の合わせて95試合を中断することを発表した。