武蔵小杉などでオーガニック料理教室を手掛ける「ワクワクワーク」(川崎市幸区小倉)が現在、オンラインで参加できる食のワークショップ「おにぎりキャラバンオンライン」(無料)を毎週月曜日に開催している。
もともと、伝統食などを作りながら全国各地を回って行う予定だった同ワークショップ。開始を前に、新型コロナウイルス拡大の影響を受けて、学校が休校となったため、ビデオ会議アプリを使ったオンラインに切り替えて始めた。
4月14日には、神奈川県の特設サイト「SDGsアクションで新型コロナウイルス感染症を乗り越えよう」で紹介され、多くの参加者が集まった。5月4日までに188組345人がおにぎりを作りながら交流した。
おにぎりキャラバンのコンセプトは「毎日のごはんは宝物」。誰かと一緒に食事を作って食べることの大切さを伝え、参加者同士がおにぎりの思い出話をしたり、おにぎりを中心に食育のクイズに応えたりしながら、おいしいおにぎりを作る方法を知ることができるという。
北海道の中標津町からこの試みに参加した松田優子さんは「8歳と11歳の息子と参加した。最初は恥ずかしがっていたが、回を重ねるごとに握り方も上達し、どんどん楽しくなった。コロナでステイホームの中、たくさんの人たちとおにぎりを握って食べる時間をシェアすることは、私たち親子に温かいつながりを作ってくれた」と話す。
ワクワクワークを主催する菅野のなさんは「家で参加できる気軽さからか、0歳の赤ちゃんや高校生、お父さん、最高齢では80代のおばあちゃんまで参加してくれて、大家族で食事をするような感じになっている」と話す。
「おにぎりキャラバンソングやダンスも仕上がり、みんなで歌って踊るオンライン複合型プロジェクトへと変身中なので、ぜひ気軽に参加して楽しんで」と呼び掛ける。
通常月曜日の開催だが、たまに日曜日になることも。申込み方法、詳細はホームページから参照できる。