
導入の背景
自治体のホームページには、各種手続きや子育て、健康・福祉、ごみの出し方など、暮らしに関わる情報が数多く掲載されています。しかし、情報が多いほど、必要なページを探すのは難しくなります。また、開庁時間内に電話や窓口で問い合わせるのが難しい住民も少なくありません。職員にとっても、よくある問い合わせへの対応が日々の負担となっています。
こうした中、真岡市は、市民サービスの向上と職員の業務効率化に向けて生成AIチャットボットの導入を決め、2026年5月に公募型プロポーザルを実施しました。
SDTは、大分県別府市や静岡県磐田市などで生成AIチャットボットを運用してきた経験を生かして提案しました。書類審査とプレゼンテーション審査の結果、6月30日に契約候補者に選定され、その後、真岡市と契約を締結しました。システム構築やテスト運用、庁内での検証を経て、このたびの提供開始に至りました。
チャットボットの概要
- 提供開始日: 2026年10月1日(木)
- 設置場所: 真岡市公式ホームページ https://www.city.moka.lg.jp/
- 対応分野: 各種手続き、税、子育て、健康・福祉、ごみ・環境など、市政情報全般
- 利用方法: 市公式ホームページに表示されるチャットボットのアイコンを押して、質問を入力するだけで利用できます。アプリのインストールや会員登録は不要です。
- 利用時間: 24時間365日
主な特長
真岡市の情報に特化して回答
市公式ホームページの約4,700ページをもとに、真岡市の制度や手続きに沿って回答します。
いつでも、誰でも使いやすく
開庁時間外や休日でも、スマートフォンやパソコンからすぐに質問できます。Webアクセシビリティにも配慮しています。
普段の言葉で質問できる
生成AIが質問の意図をくみ取るため、検索のようにキーワードを工夫する必要はありません。
最新情報を自動で反映
ホームページの更新内容を自動で取り込み、制度の変更や新しいお知らせも回答に反映します。職員が手作業で情報を登録する必要はありません。
運用しながら精度を向上
回答できなかった質問を毎月分析し、真岡市と連携して改善を続けます。
期待される効果
- 市民の利便性向上 時間や場所を問わず、必要な情報にすぐたどり着けます。
- 職員の負担軽減 よくある問い合わせにチャットボットが対応することで、職員は専門的な相談や窓口での対応に注力できます。
- 情報発信の改善 寄せられた質問の傾向から市民のニーズを把握し、ホームページの内容や構成の見直しに生かせます。
今後の展望
SDTは今後も、利用状況や市民の皆様の声を分析しながら、真岡市とともにチャットボットの使いやすさと回答の質を高めてまいります。あわせて、生成AIを活用したソリューションの提供を通じて、自治体DXの推進と住民サービスの向上に貢献します。
生成AIサービス「Panorama AI」について
本業務のプラットフォームとして、SDTが提供する「Panorama AI」を利用します。Panorama AIは以下の特徴を持つ生成AIサービスです。
- RAGによる独自データの活用
- 用途に応じたLLMの選択
- ハルシネーションの抑制
- 迅速な回答の生成
- ユーザーによるコンテンツ管理
- 利用状況の確認
生成AIは数多くの可能性を持ち、あらゆる分野で進化をもたらす大きな力を秘めています。Panorama AIは、この革新的な技術の価値を最大限に引き出し、パノラマのような視点で物事を俯瞰することにより、自治体や企業に新たな変革をもたらすことを目指します。
Panorama AIのWebサイト
https://panorama-ai.net
問い合わせ先
SDT株式会社
担当:森
Email : support@panorama-ai.net
SDT株式会社について
IoTデバイス製造から組込ファームウエア開発、クラウド接続、AIモデル開発までをトータルでサポートし、すべての人とすべてのものを最先端の技術で有機的につなげることをミッションとするSDT Inc.(本社:韓国 CEO:Jiwon Yune)の子会社として設立されました。