
■土地選び、建物より先に見るべきは「どこ」か
注文住宅を建てる際、間取りやデザインに目が向きがちですが、暮らしやすさを左右する重要な要素のひとつが「土地選び」です。立地や周辺環境、価格など、さまざまな条件があるなかで、実際に家を建てた人は何を重視して土地を選んだのでしょうか。
ということで今回はデックス株式会社と共同で、事前調査で「注文住宅を購入したことがある」と回答した全国の男女100名を対象に、「土地選び」についてのアンケートをおこないました。
※本プレスリリースの内容を引用される際は、以下のご対応をお願いいたします。
・引用元が「株式会社NEXER Groupとデックス株式会社による調査」である旨の記載
・デックス株式会社(https://deccs.co.jp/)へのリンク設置
「土地選びに関するアンケート」調査概要
調査手法:インターネットでのアンケート
調査期間:2026年10月12日 〜 10月19日
調査対象者:事前調査で「注文住宅を購入したことがある」と回答した全国の男女
有効回答:100サンプル
質問内容:
質問1:土地を決める際、建物より先に最も重視したことは何ですか?
質問2:それを選んだ理由を教えてください。
質問3:実際に住んでから「土地選びで見落としていた」と感じたことは何ですか?
質問4:そう回答した理由や、具体的なエピソードを教えてください。
質問5:「価格が安い土地」と「住みやすい土地」では、どちらを優先しましたか?
質問6:そちらを優先した理由を教えてください。
質問7:土地探しで、住宅会社に最も相談したかったことは何ですか?
質問8:それを選んだ理由を教えてください。
※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。
■35.0%が、土地を決める際に建物より先に最も重視したことは「周辺環境」と回答
まずは、事前調査で「注文住宅を購入したことがある」と回答した方に、土地を決める際、建物より先に最も重視したことを聞いてみました。

最も多かったのは「周辺環境」で35.0%でした。次いで「通勤・通学のしやすさ」が20.0%、「価格」が15.0%で続きます。また、「日当たり」が11.0%、「災害リスク」が2.0%、「その他」が17.0%でした。
土地選びでは、建物の間取りやデザインを考える前に、周辺の住環境や日々の暮らしやすさを重視する人が多いことがうかがえます。
それぞれの項目を重視した理由も聞いてみたので、一部紹介します。
「周辺環境」と回答した方
・治安のいいところに住みたかったから。(30代・女性)
・生活しやすい店や子供が安全に過ごせる環境がある場所がいいから。(40代・女性)
・住環境、教育、医療などの基本的な環境の良さは必須。(60代・男性)
「通勤・通学のしやすさ」と回答した方
・娘たちが心配で駅近にしたかった。(60代・女性)
・通勤通学時の車や電車の利用で不便すぎると困るので。(60代・男性)
・通勤時間は一生を考えると馬鹿にならない。(70代・男性)
「価格」と回答した方
・建物より高い可能性があるので、できるだけ安い土地を探した。(50代・男性)
・予算内で納めたかったから。(60代・男性)
・まずは自分の予算に見合った広さと場所の土地を重視。(70代・男性)
「周辺環境」と回答した方からは、治安のよさや買い物の利便性、子どもの安全、教育・医療環境など、安心して暮らせる場所を求める声が寄せられました。
また、「通勤・通学のしやすさ」と回答した方からは、駅へのアクセスや移動にかかる時間を重視する意見が挙がっており、日々の暮らしやすさが土地選びの大きな判断基準になっていることがうかがえます。
一方で、「価格」と回答した方からは、予算に合った土地の広さや場所を重視する声が見られました。土地の購入費用は建物にかけられる予算にも関わるため、家づくり全体の資金計画を踏まえて検討することが大切だといえるでしょう。
土地選びでは、周辺環境や交通の利便性、価格など、複数の条件をバランスよく考える必要があります。そこでどのような暮らしを送りたいのかを具体的にイメージすることが、長く快適に暮らせる住まいづくりにつながるのではないでしょうか。
■58.0%が、住んでから「土地選びで見落としていたと感じたことはない」と回答
続いて、事前調査で「注文住宅を購入したことがある」と回答した方に、実際に住んでから「土地選びで見落としていた」と感じたことを聞いてみました。

最も多かったのは「特になし」で58.0%でした。次いで「近隣環境」が13.0%、「騒音」が7.0%、「交通量」が6.0%、「日当たり」が5.0%、「坂道」が3.0%と続きます。また、「その他」は8.0%でした。
半数以上が土地選びで見落としたと感じることはないと回答した一方、住み始めてから周辺環境や音、交通の利便性などに気づいた人もいるようです。
具体的にどのような点を見落としていたと感じたのか、回答の一部を紹介します。
「近隣環境」と回答した方
・子沢山が近くに引っ越してきたからうるさくてたまらない。(40代・女性)
・裏の住民がうるさい人だった。(50代・男性)
・田舎だから路上駐車が多く、車が出せない、出しにくいことが多いから。(60代・男性)
「騒音」と回答した方
・近所の機やの音が想像以上にうるさかった。(40代・男性)
・道路の騒音が思っていたより少しうるさい。(40代・男性)
・日当たりは良いが車の騒音がうるさい。(50代・男性)
「その他」と回答した方
・落ち葉がひどいこと。(30代・男性)
・駅まで4kmと、歩くには遠すぎること。(60代・男性)
・スーパーが撤退し、バスの便数が半分になるとは思っていなかった。(70代・男性)
「近隣環境」と回答した方からは、近隣住民の生活音や路上駐車など、実際に暮らし始めてから気づいた周辺環境への不満が寄せられました。
また、「騒音」と回答した方からは、近隣の工場や道路を走る車の音が想像以上に気になったという声が見られます。土地を見学したときには気づきにくい音や、周辺の状況が暮らし始めてからの印象を左右することもあるようです。
さらに、「その他」と回答した方からは、落ち葉の多さや駅までの距離に加え、スーパーの撤退やバスの減便など、周辺環境や交通事情の変化に関する声も挙がりました。
土地選びには、価格や書類上の情報だけではわからない情報も必要になります。
実際に現地を訪れる際は、時間帯を変えて周辺の様子を確認したり、通勤・通学や買い物の経路を実際に歩いてみたりすることも、住み始めてからのギャップを減らすためのポイントになるでしょう。
■86.0%が、「住みやすい土地」を優先したと回答
続いて、事前調査で「注文住宅を購入したことがある」と回答した方に、「価格が安い土地」と「住みやすい土地」のどちらを優先したかを聞いてみました。

その結果、「住みやすい土地」が86.0%を占め、「価格が安い土地」は14.0%にとどまりました。土地選びでは、価格だけでなく、実際に暮らし始めてからの快適さを重視する人が多いことがうかがえます。
それぞれを選んだ理由についても聞いてみたので、回答の一部を紹介します。
「住みやすい土地」と回答した方
・快適に生活したいから。(30代・女性)
・これからずっとそこに住んでいくことを考えて生活しやすいことが大切だったから。(40代・女性)
・安くてもワケアリだと後々困るから。(60代・男性)
「価格が安い土地」と回答した方
・金銭的なこと。(50代・男性)
・物価高騰で生活費用が足りない。(60代・男性)
・一般に価格が安いほど住みにくくなるという反比例的な傾向があると思うのですが、予算には限りがあるので、安く上げるためには、ある程度住みやすさを犠牲にするしかないと思います。(60代・男性)
「住みやすい土地」と回答した方からは、長く暮らすことを考え、日々の快適さや将来的な暮らしやすさを重視する声が寄せられました。土地の価格が安くても、住環境に問題があれば、入居後に不便を感じる可能性があると考えている人もいるようです。
一方で、「価格が安い土地」と回答した方からは、予算の制約や物価高騰による経済的な負担を理由に挙げる声が見られました。土地の購入費用を抑えることは、家づくり全体の予算を考えるうえでも重要な判断材料になっていることがうかがえます。
土地選びでは土地の価格だけでなく、駅からの距離や周辺環境など、日々の暮らしに関わる条件にも目を向けたいところです。価格の違いが生活の利便性や快適さにどのような影響を与えるのかを比較することも、土地選びの判断材料になるでしょう。
■32.0%が、住宅会社に最も相談したかったのは「周辺環境」と回答
最後に、事前調査で「注文住宅を購入したことがある」と回答した方に、土地探しで、住宅会社に最も相談したかったことを聞いてみました。

最も多かったのは「周辺環境」で32.0%でした。
次いで「地盤」が20.0%、「日当たり」が11.0%、「災害リスク」が7.0%、「法規制」が2.0%と続きます。また、「その他」は28.0%でした。
周辺環境や地盤など、現地を訪れただけでは十分に把握しにくい要素について、住宅会社に相談したいと考える人が多いことがうかがえます。
具体的にどのようなことを相談したかったのか、回答の一部を紹介します。
「周辺環境」と回答した方
・近隣付き合いの関係。(60代・男性)
・近所のことをもう少し情報がほしかった。(50代・男性)
・やはりヤバい地域ほど安いのですが、不動産屋はそれを教えてくれませんから。(60代・男性)
「地盤」と回答した方
・地震などが起きた場合でも問題があまり起こらないように地盤がしっかりしていることが大切だから。(40代・女性)
・地盤条件は見ただけでは分からないので、試験結果などを調べることが必要。(60代・男性)
・買った場所は、もとは農場用地であったらしいため、地盤がどうか確認してもらって決めた。(60代・男性)
「日当たり」と回答した方
・全室南向きの家で快適に暮らしたかった。(40代・女性)
・家族の健康のため。(50代・男性)
「周辺環境」と回答した方からは、近隣住民との付き合いや地域の情報を事前に把握しておきたいという声が寄せられました。長く暮らすことを考えると、近隣との関係性や周辺の店舗、自分や家族にとって過ごしやすい環境かどうかも、土地選びの重要な判断材料になっているようです。
一方、「地盤」と回答した方からは、地震への備えや地盤調査の必要性を挙げる声が見られました。土地の状態は外見だけでは判断しにくいため、専門的な調査結果などをもとに、安全性を確認したいと考える人もいることがうかがえます。
また、「日当たり」と回答した方からは、快適な暮らしや家族の健康を考慮したいという意見が挙がりました。日当たりは建物の向きや周辺の建物の影響も受けるため、土地を選ぶ段階から確認しておきたい条件のひとつといえるでしょう。
土地探しでは、立地や価格といった目に見える条件だけでなく、周辺環境や地盤など、購入前に把握しておきたい情報も少なくありません。住宅会社に相談する際は、土地のメリットだけでなく、気になるリスクや注意点についても確認しておくことが、安心して暮らせる住まいづくりにつながりそうです。
■まとめ
今回の調査では、注文住宅の土地選びで「住みやすさ」を優先する人が86.0%を占め、土地を決める際に最も重視したこととしては「周辺環境」が最多となりました。治安や買い物の利便性、通勤・通学のしやすさなど、日々の暮らしに関わる条件が重視されていることがうかがえます。
また、住宅会社に相談したかったこととしては「周辺環境」や「地盤」が上位に挙がりました。土地選びでは、現地を訪れるだけではわかりにくい情報もあるため、周辺環境や地盤などについて、専門家に相談しながら確認することも大切です。
土地を検討する際は、立地や価格などのメリットだけでなく、騒音や交通の便、周辺施設までの距離といった気になる点にも目を向けたいところです。自分たちの通勤・通学や買い物、休日の過ごし方などを具体的にイメージし、気になる点は住宅会社に質問しながら、一つひとつ確認していくことが、長く安心して暮らせる土地選びにつながるのではないでしょうか。
<記事等でのご利用にあたって>
・引用元が「株式会社NEXER Groupとデックス株式会社による調査」である旨の記載
・デックス株式会社(https://deccs.co.jp/)へのリンク設置
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