富士通フロンティアーズは12月12日、東京ドームで行われた第30回アメリカンフットボール日本社会人選手権「ジャパンエックスボウル」で、オービックシーガルズを破り優勝を決めた。フロンティアーズの同大会制覇は2年ぶり2回目。
川崎市の「スポーツパートナー」の一翼を担う同チーム。同じくパートナーに名前を連ねる川崎フロンターレとは交流が深く、過去にはファン感謝イベントなどを協力して行ったこともある。今回のエックスボウルでも、フロンターレのサポーターがサッカーの試合で行う「コレオ」を東京ドームで実施して応援することを企画。当日は客席に1万人分の厚紙を用意して、フロンティアーズの応援席を盛り上げた。
3本のフィールドゴールと決勝点のキックを決めて優勝に貢献した同チームキッカーの西村豪哲選手は「入場した時、赤、白、黒のフロンティアーズカラーで染められたスタンドを見て感動した。おかげで勝つことができ、正月休みは返上となったが幸せな気分。しっかりと準備して、ライスボウルでも結果を出したい」と話す。
今年初めて同大会のセミファイナルを行った富士通スタジアム川崎(川崎市川崎区富士見2)の支配人の田中育郎さんは「ジャンルを超えてそれぞれのスポーツのファンが交流し、川崎のスポーツシーンが盛り上がるのはうれしい。来年はこの風景を富士通スタジアムでも実現したい」と喜びを語る。
フロンティアーズは来年1月3日の日本選手権「ライスボウル」で学生王者と対戦する。試合会場は東京ドーム。15時キックオフ。