第93回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)が1月2日、大手町から箱根路に向け一斉にスタートし、通過点の川崎でも選手らが元気良く走り抜けた。
今年はシードの10校、予選会で勝ち抜いた10校、学生連合選抜の計21チームが参加。1区(21.8キロ=東京大手町~鶴見中継所)では、東洋大(服部弾馬=4年)が終盤に先頭集団から僅差でトップに立ち、2区(23.1キロ=鶴見中継所~戸塚中継所)のランナーへタスキを託した。「花の2区」は各大学もキーマンを用意し激戦が予想される。
川崎市では、白バイとパトカーの待機所を1区を通過する川崎競馬場(川崎市川崎区富士見1)に設置。先導する白バイも警視庁から神奈川県警にバトンを渡す。
川崎市内の沿道にも多くの駅伝ファンが押し寄せて応援し、正月の恒例スポーツを楽しんでいる様子が伺える。1区の国道15号で観戦していた日大OBの星野明弘さん(71)は「毎年日大の選手をここの交差点で応援してきた。今年こそは粘りを見せて上位に食い込んでほしい」と選手たちにエールを送った。