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川崎市役所本庁舎78年 老朽化の建て替えに伴い「さよならイベント」

78年の歴史を持つ現在の市庁舎

78年の歴史を持つ現在の市庁舎

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 1938(昭和13)年に竣工された川崎市役所の本庁舎(川崎区宮本町1)が老朽化による建て替えのため、解体工事に入る。それに伴い10月14日~16日、「本庁舎 さよならイベント」が行われる。

時計塔の中の階段

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 本庁舎の復元は2022年度を予定。解体前に庁舎内を見学しながら、市民にも78年の歴史に触れてもらおうと同イベントを企画した。

 市長室や講堂など普段なかなか入ることのできない内部をルートに沿って探検気分で見学する「庁舎内探検」や、当時の面影を残す時計塔内部の見学ツアー、本庁舎にゆかりのある語り手を招くトークイベントの他、本庁舎の壁をキャンバスに見立て、自由に落書きする「楽書きアート」や音楽コンサートなどの企画も用意する。プレイベントにとして12日には、川崎市内でも活動が広がる掃除ボランティア「グリーンバード」と一緒に庁舎内のほこり払いを行う。

 全国各地に多数の教会建築を残した建築家、元田稔が手掛けた本庁舎は、増築や建具の取り換えで姿を変えていた。復元に当たっては、本館を3階建て、東館を2階建てに戻し、シンボリックな時計塔が空に向かって高く伸びるプロポーションを復活。正面玄関の車寄せ部分の柱を黒御影石に戻し、玄関ドアの建具デザインを再現するなど、創建当時の姿を復刻する予定。

 開催時間は14日=13時~17時、15日・16日=9時~17時。入場無料、予約不要だが人数限定で先着順のイベントもある。

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