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川崎で「ISF KAWASAKI 2020」 ストリートカルチャー通じ魅力発信、ミューラルアートも

小中学生のブレイキンがステージでダンスを披露

小中学生のブレイキンがステージでダンスを披露

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 ストリートカルチャーを通じて川崎の魅力を伝えようという試みが、川崎市内で広まっている。現在建設中の川崎市庁舎の周囲を取り囲む仮囲いに、グラフィックアーティストが壁画を描く「ミューラルアート」をはじめ、ストリート系アーバンスポーツのフェス「ISF KAWASAKI 2020」など、さまざまな形でプロジェクトが行われている。

ソーシャルディスタンスなど工夫の中で開催したダンスイベント

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 11月7日にルーファ広場で行われたブレイクダンスキッズの日本一を決める「Breakdance Dream Cup 2020」では小学生4人、中学生のB-BOY&B-GIRLがステージでブレイクダンスを披露し「JOCジュニアオリンピックカップ ブレイキン選手権」への出場を決めた。ロープ2本を使う縄跳び「ダブルダッチ」や「走る、跳ぶ、登る」の移動動作で障害を超える「パルクール」など、アクションスポーツの体験も行われた。チッタエリアでは日本を代表する8チームが参加し、ライブ配信でブレイインバトルが行われた。

 イベントの会場では新型コロナウィルス感染症対策を実施し、観覧スペースの制限、ソーシャルディスタンスの確保と各会場への入場制限、入れ替えや、検温や消毒の徹底、入場へのマスク着用やCOCOAアプリのダウンロードを必須とするなど、会場内では感染拡大防止のための取り組みの下で行われた。

 大会の実行委員長の石川勝之さんは「自粛期間中は世界中のSTREETシーンも活動が一切できなくなり大変だった。そのことを前向きに捉え、ブレイキンやダブルダッチ、BMXなどは、インターネットやSNSを駆使し「リモート大会」という新しい形を生み出した」と話す。

 「幸いにも今年のISFは対策をしっかりしていればフィジカルで開催できることになった。観客数を少なくし、室内の大会は無観客としたが、結果的に配信を取り入れリモートも併用することによって、来場できないたくさんの人にも観てもらうことができた。協力してくれた周りの方々、企業、仲間、共催してくれた川崎市には感謝の気持ちでいっぱい」と笑顔を見せた。

 仮囲いを装飾する「ミューラルアートプロジェクト」は近日中に完成を予定する。

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