日本電気(NEC)は川崎市に本拠地がある「NECレッドロケッツ」(バレー)と千葉に拠点のある「NECグリーンロケッツ」(ラグビー)の運営強化とスポーツビジネスの事業拡大を目的とした新組織「スポーツビジネス推進本部」を6月1日付けで立ち上げ新たなブランディングに挑む。
「NECレッドロケッツ」(バレー)と「NECグリーンロケッツ」(ラグビー)の新エンブレム
Vリーグに加盟する女子バレーボールチームの「NECレッドロケッツ」。優勝6回、黒鷲旗でも2回の優勝実績がある。今回のチームリブランディングにより神奈川県川崎エリアと東京エリアをホームタウンとし、チームの持ち味である「堅守速攻」を武器に日本一へ突き進む。
ジャパンラグビートップリーグに加盟するラグビーフットボールチーム「NECグリーンロケッツ」。日本選手権優勝3回、マイクロソフトカップ優勝1回の実績がある。2021-22シーズンは、新たな指揮官である元オーストラリア代表監督マイケル・チェイカさんの下、王座奪還を目指す。本拠地は千葉県東葛エリアとなることからチーム名を「NECグリーンロケッツ東葛」とする予定。(リーグの正式承認をもって決定)
両チームを束ねるスポーツビジネス推進本部長には、梶原健さんが就任しリブランディングのかじ取りを行う。梶原さんは、プロバスケットボールチームでBリーグ加盟の「千葉ジェッツふなばし」の創設者。Bリーグが開幕するまでの6年間、bjリーグなどでチーム経営に従事。5期連続経営黒字に貢献したほか、2015-2016シーズンでは、当時全バスケ球団トップの売上高6億円、平均観客動員数約3500人を記録するなど地域密着型球団経営のモデルケースの礎を築いた。プロサッカークラブであるアビスパ福岡の経営にも参画し、2020年のJ1昇格へ貢献した実績を持つ。
スポーツビジネス推進本部は、両チームの理念、スローガン、新エンブレムなどを決定し、リブランディング作業が加速している。