創立100周年を迎える東急グループは、4月10日に目黒線を皮切りに特別企画列車「東急グループ100周年トレイン」の運行を開始した。運行に先立ち元住吉検車区(川崎市中原区木月)で9時30分より「100周年トレイン」の報道関係者へのお披露目と撮影会が行われた。「感謝」と次の100年の成長に向けた「思い」を込めて制作した「東急100周年 ロゴマーク」のデザインをモチーフにした車体ラッピングを施した車両に多くのレンズが向けられた。
併せて車内では、1922年の目黒蒲田電鉄創立から今日に至る歴史を紹介する「TOKYU百年絵巻」や、車両の歴史を紹介する「TOKYU TRAIN HISTORY」。更に東急グループが展開するまちづくりの原点となった「田園調布の100年」(目黒線のみ)のポスターが掲載されている。
その後、11時30分より会場を田園調布駅前広場に移し記念セレモニーが開催され、来賓あいさつやテープカットが行われた。東急代表取締役会長で東急グループの野本弘文代表が「魅力あるまちづくりができたことに感謝。これから先の100年に挑みたい」とあいさつした。目黒駅行きの一番電車(臨時)は、田園調布駅の木下哲駅長の合図で12時20分に3番線ホームより出発。田園調布の住民ら約30人が乗り目黒駅までの特別運行を楽しんでいた。
目黒線で運行に続き、池上線(7000系)=4月13日~、田園都市線(2020系)=4月17日~、世田谷線(300系)=4月20日~、東横線(5050系)=4月25日~、東急多摩川線(7000系)=4月27日~、大井町線(9000系)=4月29日~それぞれ運行を開始する。期間は2023年3月末日までの予定。