川崎駅の砂子通りにある馬肉料理専門店「型無夢荘」(川崎区砂子2)が12月9日、オープン5周年を迎えた。
和を基調とし、入り口が小さく腰を下ろしながら入店するスタイルの同店。30代から50代半ばのサラリーマンの利用が多い。
生まれも育ちも川崎区という伊原保店長は「料理の良さだけでなく、スタッフが魅力的にみえるような店を目指している」と話す。店内は、調理している人の姿や、スタッフ同士のやりとりも見えるよう、オープンキッチン型デザインを採用している。
「飲食店での生肉提供規制が強まる中、馬肉は唯一生食で提供できる肉。スタッフが調理している様子を可視化することで、お客さまに食の安全性もお伝えできていると感じる」とも。
同店は2011年12月、東口駅前にある系列の馬肉専門居酒屋「型無一心」が開いた馬肉ニーズを取り込む形でオープン。運営の型無(川崎区砂子2)はシンガポールに2店、カンボジアに1店手掛けているが、国内は川崎の2店のみ。ドミナント戦略を掲げ、「型無一心」が7年、「型無夢荘」が5年続けられたのは川崎のみなさまのおかげ。川崎に恩返しをすることを念頭に、今後の展開を考えている」と伊原店長。
「2020年までに7業態7店を目指している。現在の営業時間は居酒屋の午後5時からのみだが、今後カフェやバーなど、24時間どの時間帯も、型無グループのどこかのお店が営業し、川崎のみなさまに『今の時間なら型無のあの店に行こう』と選んでいただけるようにしていきたい」と力を込める。
営業時間は17時~24時。定休日無し。