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川崎の卸売市場で「魚のさばき方教室」市場の存在アピール

新鮮なアジのさばき方を教える講師の柳さん

新鮮なアジのさばき方を教える講師の柳さん

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 川崎南部市場(川崎市幸区南幸町3)で7月16日、市民向け料理教室「魚のさばき方教室」が開かれた。

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 同市場は川崎市内に2つある卸売市場のうちの一つ。水産物、加工品、野菜、花きの市場があり、中でも水産物と加工品は一般客へも販売している。同市場を経営する川崎市場管理では市場の存在を市民にアピールするため、4月にキッチンを管理棟に増設。キッチンを活用して料理教室を行う試みを行った。今回が2回目となる。

 今回は「魚のさばき方教室」と名付け、市場のアジを使い「アジの刺し身」「アジのから揚げ」を参加者が実際に作るプログラム。市場に軒を連ねる三栄水産の柳延豊さんが講師を務め、16人の参加者が包丁を握り、アジを三枚に下ろし、小骨を取るなど、プロの調理法を習った。調理後は自らの料理を試食する。「市場には買い物でよく来ていたがイベントに参加するのは初めて。エプロンだけ持って気軽に参加できて楽しいし、こういう試みはもっとやってほしい」と、中原区から参加したという50代の男性は笑顔を見せていた。

 川崎市場管理の職員で同イベント担当の重岡一葉さんは「魚を買っても自分でさばけないというお客さまの声に応えて、この教室を企画した。こうした試みを通じて、地元のお客さまに気軽に足を運んでもらえる市場にしたい。市場内には食堂もあり、新鮮な魚のおいしさを味わいに来ていただければ」と呼び掛ける。

 市場の営業時間は6時~15時。JR尻手駅より徒歩5分。

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