とどろきアリーナ(川崎市中原区等々力1)で1月9日、川崎市が「成人式の日を祝うつどい」を開いた。
川崎市によると、今年の新成人は1万3641人。式には午前4,269人、午後3,514人が参加した。この日は、午前の部と午後の部の2回に分けて行った。
式典のチラシ、ポスターは一般公募で選ばれたデザインを採用。当日までのプロモーションは「僕らでつくる、二十歳の記念日」をテーマに、公募で集まった18歳~21歳の計12人が「成人式サポータークラブ」として企画運営し、当日の司会進行も行った。新しい試みとして今年はCMを制作、その際の収録スタジオ、アフレコ、貸衣装、着付け、メイクは地元企業や青少年団体がサポートした。
中原区在住の新成人、宮川果穂さんは「式はアットホームな印象を受けた。親や親戚、友人など多くの人に祝福され、周りの人に支えられていることを改めて実感した。今日感じた思いを川崎に返せるような大人になって、人から頼られる存在になりたい」と笑顔で話した。
こども未来局青少年支援室課長の真鍋伸一さんは「一生の思い出の記念となる成人式になるよう、行政だけでなくサポータークラブを始め、地元の企業、青少年団体と力を合わせて1年間かけて制作してきた」と話す。
会場では当日、福田紀彦市長らのあいさつを行ったほか、ロックバンド「Aqua Timez(アクアタイムズ)」がステージ上ライブを行い、新成人にエールを送った。