川崎市が映画「シン・ゴジラ」のロケ地として1月12日、「ロケーションジャパン大賞」の行楽部門賞を受賞したことが発表された。

「ロケーションジャパン大賞」を決める協議会の様子

　「ロケ地から日本を元気に」をテーマに、ロケーションジャパン（東京都港区）が主催する「ロケーション大賞」。3000人のアンケートを実施して「支持率」「ロケの支援度」「行楽度」「地域の変化」の4つの指標から大賞を決定した。

　行政のみならず、「映像のまち・推進フォーラム」、市内のシネコン各館、川崎フロンターレ、観光協会、商業施設などが一丸となってプロモーションに取り組み、グランプリ獲得を目指したが、惜しくも大賞には届かず、「行楽度」が評価され部門賞の受賞となった。

　市民文化振興室の浅沼誠さんは「今年は日本映画の当たり年と言われている中で、部門賞を獲得できて光栄に思う。川崎はいわゆる『観光地』ではないので、プロモーションにはさまざまな団体と協議を重ねて知恵を絞った。その結果がこのように評価されてうれしい」と話す。「今回の経験をもとに、また川崎がロケ地になることがあれば、効果的にプロモーションできるのでは」とも。

　「ロケーションジャパン大賞」のそのほかの受賞は以下の通り。グランプリ＝滋賀県大津市（映画「ちはやふる」）、準グランプリ＝長野県上田市（大河ドラマ「真田丸」）、支持率部門賞＝岐阜県飛騨市（映画「君の名は。」）、撮影サポート部門賞＝富山県射水（いすみ）市（映画「人生の約束」）、神奈川県綾瀬市（ドラマ「コウノドリ」）、地域の変化部門賞＝茨城県大洗市（映画「ガールズ・アンド・パンツァー」）、行楽部門賞＝長野県松本市（映画「orange-オレンジ」）、神奈川県川崎市（映画「シン・ゴジラ」）。

　表彰式は2月22日に都市センターホテル（東京都千代田区）で行われる。