しゃぶしゃぶ料理店「母米粥(モゥマイゾォ)」(川崎市川崎区南町4、TEL 044-201-1183)が12月7日にオープンして1カ月がたった。
薄白色のスープは米をすりつぶしたもの、魚介類や肉、野菜をくぐらせて食べる
同店の目玉は、店名の同名の中国料理、母米粥。米を粒が見えなくなるほどすりつぶし、ナツメ(なつめ)でだしをとった薄白色のスープに、海鮮や牛・豚肉、野菜などの具材をくぐらせて楽しむ料理だ。コースは9品・2,980円(税抜き)から。
中国出身の店長、高平(こうへい)さんによると、母米粥は数年前から中国・広州近郊で人気の料理。日本で扱う店はまだほとんどなく、川崎でもこの店が唯一の取扱店という。
高平さんは「母米粥は血流改善などの効果もあり、健康に良い。健康志向の日本人のニーズにフィットする上、味も日本人好み。ぜひ日本人に知ってもらいたい」と話す。
野菜は国産食材を厳選し、自家製の揚げパンなども用意。飲食店としては原価率40%と高く、食材にこだわりを持っている。
都内で10店舗のリラクセーション店を展開する高平さんにとって、初めての飲食店事業。ターゲット層もまだつかめていないというが、試行錯誤しながらメニューを変えていく方針だ。
全80席、掘りごたつ席・個室も用意する。営業時間は11時~23時。