食べる 暮らす・働く 学ぶ・知る

武蔵新城の「新城テラス」、1周年で「暮らしのパサール」 「新城劇場」始動も

過去にパサール新城で開催した「マルシェドゥボヌール」の様子

過去にパサール新城で開催した「マルシェドゥボヌール」の様子

  • 0

  •  

 武蔵新城駅北口の「新城テラス」(川崎市中原区上新城2、TEL 044-872-7391)が4月1日、1周年を記念してイベント「新城暮らしのパサール」を行う。

「新城劇場」の前で西田さんと、大学生の井上さん

[広告]

 「新城テラス」は昨年4月3日、武蔵新城のマンション「セシーズ・イシイ7」1階部分にオープンしたカフェ。隣にはワークショップなどを行えるスペース「パサールベース」やベーカリースタジオがあり、それらを総称して「パサール新城」と呼ぶ。「暮らしのパサール」では地元の商店や、カフェに集まる人々らが出店をして「パサール(=インドネシア語で市場)」のようににぎわう。

 同カフェの店長、小林美代さんは「1年間やってきて、いろいろな人が関わってくれるようになった。せっかくなので、みんなでお祝いする機会になればいいと思った」と話す。当日は「Mui」「シラハト商店」「mottano」など複数のコーヒー焙煎(ばいせん)店のほか、パンや焼き菓子、弁当の販売、子どもも一緒に楽しめるワークショップなど21のブースが出店する。

 同日は、北口駅前の南武沿線道路を挟んだ真向かいにあり、先月突然看板が付いて話題を呼んだ「新城劇場」(中原区上新城2)も本格始動に向けて店を開ける。どちらのイベントも、仕掛け人として関わるのは地元で不動産業を営む石井秀和さん(41)。「両方のイベントが同日になったのは偶然だが、せっかくなので武蔵新城の駅前を渡り歩いて、街の面白さを知ってもらえたら」と話す。

 新城劇場は「屋台のある本屋」というキャッチフレーズで、新潟県で書店「ツルハシブックス」を営んでいた西田卓司さん(42)と石井さんが、不動産店「ジェクト」の跡地である駅前の店舗を活用するため、同社の協力も得て新しい形のコミュニティースペースとして生まれ変わらせた。「会員になれば誰もが本屋になれる仕組み」をつくり、高校生や大学生を中心に運営することを考えているが、「まずは社会実験として6カ月、走らせてみる」と石井さん。

 「劇場」の名前を冠したのは、誰もが「客」ではなく「共演者」であるという西田さんの思いから。その名前に興味を持って問い合わせてくるパフォーマーや地元劇団もあり、石井さんは「集まる人がやりたいことによっていろいろ変化していける場所。これからどのような場所に育っていくのか楽しみ」と笑顔を見せる。

 新城暮らしのパサールの開催時間は11時~16時。新城劇場の営業時間は11時~17時(2日も営業する)。問い合わせは南荘石井事務所(TEL 044-777-2000)まで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース