![盛り上がる会場の様子](https://images.keizai.biz/kawasaki_keizai/headline/1471796712_photo.jpg)
エネルギーや環境問題について子どもたちと共に考える体験型教育イベント「つくろう!あそぼう!エコ学びのひろば」が8月19日、ラゾーナクラブ(川崎市川崎区堀川町)で開催された。
親子で楽しみながら、自分たちにできる地球環境にやさしい取り組みを考えてもらうことを目的に企画された同イベントは、小学校4年生~6年生とその親を合わせて90人を対象に行われた。主催は川崎市、東芝未来科学館、三井不動産。三者は以前から環境やエネルギーに配慮した活動を行ってきたが、共同主催のイベントは今回が初となる。
今回のテーマは、子どもたちに身近な「家の明かり」。参加者は白熱電球の約20倍の寿命を持つLED(発光ダイオード)にまつわるクイズや、LEDを使った光るタワー作りに挑戦した。開始直後は静かだった会場も、プログラムが進むにつれてだんだんにぎやかになり、完成したタワーの光が点灯した時には、親子で声を上げて喜ぶ姿も見られた。
子どもと一緒に参加した小川伸子さんは「本当に楽しかった。物があふれていて、電気もスイッチを押せばつく時代なので、これをきっかけに物には限りがあることを知ってくれれば」と話す。
川崎市の職員で地球温暖化対策と民間企業との協働推進を担当する井田淳さんは「行政だけでやれることは限られている。事業者とつながりを持つことで幅広い層にアプローチすることができる。この輪を広げて持続可能な社会を創り上げていきたい」と官民が連携して環境問題に取り組む重要性を語った。