コロワイドMD(本社・神奈川県横浜市)は6月29日、川崎駅前タワー・リバーク(神奈川県川崎市川崎区駅前本町)地下1階に、9つの専門業態店を集積する新業態店「川崎のれん街 ほのぼの横丁」をオープンする。
同社が運営していた大型居酒屋跡地を転用し、複数の個店を展開する新たな試み。既存の「やきとん酒場 ぎんぶた」に加え、テストマーケティングも兼ねた新たなブランド店舗8店が軒を連ねる。肉バル、すし、ギョーザ、ホルモン、ピザ、角打ち、串カツ、浜焼きと和洋折衷そろえ、はしご酒需要も見込む。
同社の橋澤順商品開発部長は「近年宴会需要が減り、飲食店の利用方法にも変化があった。飲み食いする場所から、雰囲気や人とのコミュニケーションを楽しむ場所へと、モノ消費からコト消費に移っていった」と話す。全309席。新店では横町をイメージした内装に、近隣席の客との交流が生まれやすいよう、席間も既存店舗より狭く設計した。スポーツ観戦のパブリックビューイングができる設備も備え、今後イベントも企画していくという。
SNSを中心に集客する予定。橋澤さんは「チンドン屋や流しのエンターテイナーを巻き込み、地元の人も楽しんでもらえるようにしていきたい」と意欲を見せる。
営業時間は、11時30分~14時(7月3日~)、16時~24時定休はビル定休日に準じる。