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富士通スタジアム川崎でアルティメット決勝戦 創設14年目のチームが悲願の初優勝

パスをキャッチする優勝メンバーの吉田亮太選手

パスをキャッチする優勝メンバーの吉田亮太選手

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 富士通スタジアム川崎(川崎区富士見)で7月15日、文部科学大臣杯第42回全日本アルティメット選手権大会が行われた。

チーム創立14年目にして初優勝を果たした

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 「アルティメット」は、各7人ずつ敵、味方に分かれ、100メートル×37メートルのコート内でディスクをパスしながら運び、エンドゾーン内でパスをキャッチすると得点が加算される競技。

 ポジションは、ディスクを回す役目のハンドラー、中盤でつなぐ役目のミドル、主にレシーバーとなり点を取る役目のディープの3つがある。自己審判制を採用していることから「究極」という意味の「アルティメット」という名前がつけられ、1960年代にアメリカの高校生が考案したといわれている。協会によると、現在国内で協会登録しているクラブチームは140チーム以上という。

 今大会は、メン部門で「ノマディックトライブ」がチーム創立14年目にして初優勝を飾った。ハンドラーを務めた清水亮介さんは「チームの役割は果たせた。「平日の仕事と週末の練習を両立する中で、やっとの思いで優勝する事ができた。マイナーなスポーツだからこそチャンスと可能性があると信じ、トップを目指せると思った」と話す。

 ミドルの吉田亮太さんは「大学を機に始めた『アルティメット』の頂点に立てて喜んでいる。風が影響したり、ダイビングキャッチをしたり、躍動感がある所がこのスポーツの醍醐(だいご)味」と笑顔を見せる。

 吉田さんは普段、菅生小学校(川崎市宮前区)で教諭をして勤務している。「生まれも育ちも川崎。 決勝大会が地元川崎で開催されるという事もあり、教え子たちが応援に駆け付けてくれて気持ちが高ぶった」と振り返る。

 同チームは今後、2018年7月にアメリカ・オハイオ州で開催される世界クラブ選手権勝利を目指す。

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