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川崎の稲毛神社で「山王祭」 中世の伝統引き継ぐ

昨年の「神幸祭」の様子

昨年の「神幸祭」の様子

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 川崎の稲毛神社(川崎市川崎区宮本町)で今年も「山王祭」が行われている。

露店を楽しみに大勢の人が訪れる

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 古くは「東の祇園」と称され、街道名物の一つに数えられたとされる同神社の大祭。中でも8月2日に行われた「古式宮座式」は、中世の風俗を伝える貴重な遺産として県指定民俗文化財となっている。

 4日からは、境内に露店が出て、氏子の有志による奉納演芸なども行われる。5日の「町内みこし連合渡御(とぎょ)」では、町会のみこし約20基が駅前や市役所周辺を巡り、稲毛神社を目指す。

 最終日の6日に行われる「神幸祭」では、「孔雀」「玉」と呼ばれる神社大みこし2基が、一日かけて氏子町会を巡る。その道のりには「女神のご懐妊」「御子神の出産」の物語が隠されているという。

 同神社の権禰宜である橋本公俊さんは同祭について「このお祭りは、多くの氏子崇敬者の皆さまのお力添えの下、盛大に行われている。6日19時から20時にかけて行われる宮入行列は特に勇壮で、毎年多くの方が参拝に見えられる」と話す。

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