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川崎市市民ミュージアムで山下清展 代表作「両国の花火」ほか100点展示

山下清 肖像(撮影:廣澤孝志)

山下清 肖像(撮影:廣澤孝志)

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 川崎市市民ミュージアム(川崎市中原区等々力1、TEL044-754-4500)で現在、「生命の表現力 山下清とその仲間たちの作品展」が開催されている。

貼絵制作にはげむ山下清(12歳)1934年

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 山下清は知的障がい児施設「八幡学園」(千葉県市川市)で絵画の才能を開花させ、障害を持ちながらも多くの作品を残した。

 同ミュージアムが「八幡学園」との共同主催で開く同展は、学園で清と共に学んだ3人の仲間である、石川謙二さん、沼祐一さん、野田重博さんの作品も紹介する。山下清の代表作である「両国の花火」ほか合わせて約100点の作品を展示しており、それぞれに異なる障害を抱えながら、美に対する天賦の才を発揮した芸術家たちの表現力を感じることができる内容となっている。

 会場ではこのほか、パネル展示を通じて、「踏むな 育てよ 水そそげ」の指導理念を持つ同学園の教育方針なども紹介する。同施設職員の坂下冬子さんは「作品を通じて山下清とその仲間たちの作品の力強さと生命力を感じてほしい。同時に『八幡学園』のことを知ってもらい、教育や育児のヒントにしてもらえたら」と話す。

 開館時間は9時30分~17時(入館は16時30分まで)。月曜休館。観覧料は、一般=700円、65歳以上・大学生・高校生=500円、中学生以下無料。10月1日まで。

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