JR南武線・鹿島田駅直結の北野書店（川崎市幸区塚越、TEL 044-276-9100）で今年も、地域の商店を巻き込んだ「地域コラボ」が行われている。

大学生の選書による本棚

　パークシティ新川崎（1700世帯）、サウザンドシティ（1000世帯）など大規模マンションが立ち、続く再開発によりさらにマンションが増えている同地区。2016年12月にはパークタワー新川崎（670世帯）が完工し、JR鹿島田駅とJR 新川崎駅がペデストリアンデッキでつながった。

　同書店では、4年前から市内にある専修大学の課題解決型インターンシップを受け入れ、販促活動などを行ってきた。その中で、人口は増えていても、なかなか商店の売上にはつながらないという課題について、自店だけではなくエリア全体の活性化が不可欠だという学生の発案により、単独で行っていた「地域コラボ」を地元店と共催するようになったという。

　期間中に同書店の会員カード（入会費・年会費無料）を持って対象の店に行くと、それぞれサービスを受けられる。チェーン店や個人店にかかわらず、3つある商店街の垣根を越えて約50店舗が参加している。ブラッスリーほっぺ（幸区鹿島田1、TEL 044-533-5090）ではディナータイムにアイスクリームのサービス、新川崎タウンカフェ（同、TEL 044-555-0233）ではホットコーヒーのサービスなど。

　11月24日まで。