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川崎西口に子ども食堂「大家族ふるさと食堂」 多世代交流を目指して

川崎産の野菜と店主の黒江乃理子さん

川崎産の野菜と店主の黒江乃理子さん

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 川崎西口にあるベトナム料理店「アジ庵(あん)美味 1・2・3」(川崎市幸区中幸町1、TEL 044-223-8910)で、12月19日、子ども食堂の「大家族ふるさと食堂」が行われる。

前回の様子

 子ども食堂に興味があった同店の店主・黒江乃理子さんと、黒江さんが営むダンススクールの生徒だった小林真樹さんが、埼玉県入間郡で「地域のリビング」をコンセプトに活動している「三芳おなかま子ども食堂」に視察に行ったことがきっかけで、今年6月に立ち上げた同食堂。以降、可能性を探りながら月に1回のペースで開催している。

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 受付や広報を担当する小林さんは「昔は同級生のお友達の家で、よくご飯を食べていた。そこはおじいちゃんにおばあちゃん、お母さんにお父さん、子どもたちと大勢でちゃぶ台を囲んで暖かい時間が流れていた。そんな昭和初期の家族を再現したかったため、大家族ふるさと食堂と名付けた」と話す。

 調理と運営を担当する黒江さんは「地域の人からの支援に助けられている。市内の農家から野菜を、近所の新岩城菓子舗からもお菓子を差し入れていただき、お客さまに喜ばれている」と話す。メニューは仕入れ状況により当日に決定し、バイキング形式で提供。子ども(高校生まで)は無料、大人は500円で食べられる。

 黒江さんが一番力を入れていることは、コミュニティーづくりだという。「前回もふらっと来た中年男性と、子ども連れで来ていた女性が初対面で楽しそうに話していた。今後は、子どもだけでなく多世代がつながる『地域のリビング』を目指したい。いつかは新たな市民活動の一つとして、バスを借りるなども考慮して、区を越えて人と人とが交流できる場になれば」と意気込む。

 開催時間は18時~19時30分。店頭で卓球や、絵本の読み聞かせなども行う。