川崎市市民ミュージアム(川崎市中原区等々力1、TEL:044-754-4500)で1月27日、「MJ's FES みうらじゅんフェス!マイブームの全貌展 SINCE1958」が始まる。
2月1日に還暦を迎えるみうらじゅんさんの「生誕60年」を記念して開く同展。「マイブーム」「ゆるキャラ」などの流行語を生み出し、サブカル界で存在感を放ってきたみうらさんの名前を冠した展覧会としては、公立美術館初の開催となる。
開催の意図として同館広報の坂下冬子さんは「開館時より『大衆芸術』をコンセプトに収集しているミュージアムとして、みうらじゅんさんは、まさしくそのコンセプトに合致する作家であるため」と説明する。
同展では、みうらさんが幼少期から青年期まで自ら編集・制作を手掛けたエッセー集や漫画、仏像・怪獣などのスクラップブック、メジャーデビュー後に 発表した本・CD・DVD、映画、仏画イラスト原画、これまで収集 してきたコレクションを一挙公開する。
会期中、山田五郎さん、いとうせいこうさんを招いたトークイベントや、みうらさんが原作などで携わった映画の上映会も行う。
坂下さんは、「今回は中学生まで無料で観覧できる。世の中の一般的な価値感や経済的価値にとらわれない独自の視点から数々の『マイブーム』を生み出し、結果としてそれを仕事にしているみうらさんの作品群を見て、子どもたちに『こんな大人もいるんだ』と思ってもらえたら」と話す。
開催時間は 9時30分~17時(最終入館は16時30分)。休館日は、月曜( 2 月 12 日は開館)と、2月13 日、3 月 22 日。 観覧料は、一般=800 円、大学生・高校生・65 歳以上=600 円、中学生以下無料 。3 月 25 日まで。