川崎駅東口の銀柳街(川崎区駅前本町3)で5月5日・6日、公共空間を活用したイベント「ウィロードマルシェ」が行われた。主催は川崎銀柳街商業協同組合。
アーケード内で「STUDIO S.W.A.G.」によるダンスパフォーマンスも
会場には、オフィス構築などを手掛ける「内田洋行」(東京都中央区)による屋台や、株式会社「VUILD」(川崎区日進町)が木工製作した屋台やベンチが並び、川崎産野菜、「かわさきハーブソーセージ」のホットドッグ、ハンドドリップのコーヒー、川崎区内で子育て中の主婦らによるハンドメード雑貨やワークショップ体験、「STUDIO S.W.A.G.(スタジオスワッグ)」のメンバーたちによるダンスパフォーマンスが行われた。
同商店街組合理事の堀内照公さんは「普段見られない商店街の景色に感動した。引き続き地域と連携を深め、銀柳街としてできる限りのことに挑戦していき、たくさんの来客者に喜んでもらいたい」と話す。
川崎市まちづくり局担当係長の鎌田泰広さんは「全国各地で道路や公園などの公共空間で市民が主体的に活用する流れができている。今回のイベントが公共空間を活用した恒久的な商店街の在り方を検討するための足掛かりになれば」と話す。
同イベントの統括を担当した「サニーワンステップ」の田村寛之さんは「当日のスタッフ、提供する商品、全て『オールカワサキ』のコンテンツにこだわった。僕らにとっても挑戦だったが、多くの方のサポートがあったからこそ実現できた。公共空間で非日常を演出し、木が持つ柔らかさやデザインを意識した。商店街として新しい価値を見いだすことはできたのではないか」と笑顔を見せる。