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Bリーグ・川崎ブレイブサンダースが滋賀と対戦 入場者数最高を更新するも勝利ならず

滋賀の果敢な攻撃の中で健闘する川崎(撮影=加藤恵三)

滋賀の果敢な攻撃の中で健闘する川崎(撮影=加藤恵三)

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 Bリーグ・中地区の川崎ブレイブサンダースは、リーグ開幕戦(千葉戦=10月4日・6日)と、ホーム開幕戦(滋賀戦=10月12日)に3連勝したが、13日の滋賀レイクスターズとの第2戦で、68-80となり勝利を逃した。

闘志をみなぎらせる竜青(篠山選手)

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 ホームの「川崎市とどろきアリーナ」(中原区等々力1)は開場前から熱気にあふれていた。滋賀に連勝して4連勝を勝ち取ろうと多くのブースターが会場に詰めかけた。地元・武蔵小杉から観戦に来たファンは、「リーグ開幕戦と、ホーム開幕戦で4連勝すれば勢いが付く。新体制にふさわしい序盤戦になる」と応援に力が入る。

 12日の第1戦を76-64で川崎に負けた滋賀。試合後の会見で滋賀のショーン・デニスヘッドコーチは、「第1クォーターでリードするも、川崎は第2クォーターからディフェンスの強化を図りその勢いを止められず勝利を逃した」と敗因を分析。第2戦では、リード後にも果敢な攻撃と守備を展開して川崎を翻弄(ほんろう)させた。

 第1クォーターで、滋賀は、荒尾岳(#25)、高橋耕陽(#24)、狩野祐介(#32)の各選手を中心に多彩な攻撃パターンで加点。川崎は、バーノン・マクリン(#21)、ニック・ファジーカス(#22)、長谷川技(#33)らが得点し10-14まで追いすがる。

 第2Qで、川崎はシェーン・エドワーズ(#31)、ファジーカス、バーノン・マクリン(#21)の各選手が加点するが、滋賀もガニ・ラワル(#31)が大活躍。結果、24-23と川崎がリードするも、前半のスコアは34-37で滋賀が一歩先んじる結果に。

 第3Qでも流れは滋賀。ラワルが次々にリングにボールを沈め、その活躍が止まらず優位を維持。川崎に8点差をつけて最終クォーターに入った。

 第4Qで川崎は、篠山竜青(#7)、長谷川、エドワーズらの選手が得点し反撃に入るも16-20。最終スコアは68-80で滋賀が勝利した。滋賀のラワル選手は、得点=30、リバウンド=12となり、得点、リバウンド、アシスト、スティール、ブロックショットの各項目の中の2項目で2桁を記録した場合の「ダブル・ダブル」となった。

 ゲーム終了後の囲み会見で、川崎の篠山キャプテンは、「滋賀がスタートから変則的なプレーをし、対応ができず滋賀のうまさにやられてしまった。自由に動く中で相手に的を絞らせないオフェンスの展開をしているが、良いときには全員がアタックできるが、リズムが良くないと、誰がどこでどう攻めるのか曖昧(あいまい)になってしまう。それがここ数試合の序盤で続いている。これは、良くしていけるので、焦らずしっかり高めていくつもり」と敗因を明確に分析し先を見据えた。

 北卓也ヘッドコーチも「難しい試合だった」と感想を話す。チーム全体としてシュートが入らなかったこと、それがディフェンスにも影響を与えてしまったこと、ディフェンスもゾーンを引いたが、不要なファールを起こしてしまったことなどを振り返った。「『次に』という気持ちが出なかったが、今後は、そうしたタフさが必要となってくる。この負けを教訓にして、次節は良いゲームをしたい」と意欲を見せた。

 川崎ブレイブサンダースは、滋賀戦(13日の第2節第2試合)の入場者数が4815人で、過去最高記録を更新したと発表した。

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