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鹿島田の和楽酒処が8周年 常連客が集う場所

おかみの川添桂子さん(右)と、若おかみの栄子さん

おかみの川添桂子さん(右)と、若おかみの栄子さん

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 鹿島田駅前通商店街にある和楽酒処(どころ)「べんべん」(川崎市幸区下平間)が12月16日、8周年を迎えた。

常連客でにぎわうカウンター席

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 おかみの川添桂子さんは、子育てをしながらパートタイマーとして働く生活を送っていたが、店を持ちたいという夢をかなえるべく、60代の時に家族総出で店を立ち上げた。店の名前は、川添さんの趣味である津軽三味線の音から付けたという。

 嫁に来た若おかみの栄子さんは「最初は分からないことだらけだったが、日々勉強を積み重ね試行錯誤していき、より良いものをより安く提供するスタイルになった」と話す。

 「オープン当初は焼酎がブームだったため、焼酎をメインに提供していたが、日本酒も勉強し、評判の良い酒屋を自ら回り、味を確かめている。今は約40種類のいろいろなお酒を置くようになった。クラフトビールも提供している」とも。

 SNSも活用して口コミで評判が広まったという同店。「平日はサラリーマンが多いが、日本酒好きの女性が一人で入ってくることもあり、家族連れや子育て中の女性たちの集まりも多い。常連客が新しいお客さまに話し掛けて、知らない間にお店の中でコミュニティーが広まっているのが楽しい」とほほ笑む。

 当初は座敷だった内装も、家のリビングでくつろいでいるようなイメージにと、机と椅子に変更。ベンチシートも併設し、客の人数が増えても臨機応変に対応する。4席あるカウンターはいつも常連客でにぎわうという。食材はほぼ毎日、川添さんが南部市場に足を運び仕入れ、調理している。

 川添さんは「たくさんの方に知ってもらいたく、昼間も別の形で運用することを考えている。居心地の良い、すてきなお客さまが集まる場所にしていきたい」と話す。

 営業時間は17時~24時。月曜定休。

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