川崎フロンターレが1月15日、毎年恒例の川崎大師への必勝祈願と、市内の商店街へのあいさつ回りを行った。
毎年、代表取締役の藁科義弘社長、強化本部長の庄子春男さん、鬼木達監督をはじめ、同チームに所属する全ての選手たちで行われる新春恒例の行事。当日は昼過ぎに川崎大師に到着すると護摩祈祷を受け、「三連覇は必須」と鬼木監督が新シーズンの抱負を語った。
その後、それぞれの選手が自分の受け持ちの商店街をあいさつに回る。南は大師駅前商栄会、桜本商店街から、北は長沢商店街、柿生中央商店街まで、選手たちの登場を待つファンの姿が市内のあちこちで見られ、南北に長い川崎の新年の風物詩となりつつある。
フロンターレのホームである等々力競技場までの動線となる新丸子では、登里享平選手と山村和也選手が各サポートショップを訪問した。セレッソ大阪から移籍したばかりの山村選手は身長186センチの長身。ひときわ目立つその姿が現れると、商店街に集まった大勢のサポーターから歓声が上がった。「川崎で活躍してください」との声に「はい、頑張ります」と笑顔で応え、和菓子店で子どもたちと交流する一幕も。
イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店では、恒例となっている「川崎応援バナナ」の販促イベントに昨年のJリーグMVPを獲得した家長昭博選手が初参加、バナナを購入した客との握手・撮影を行った。同イベントに毎年参加しているという中原区在住の主婦は「家長選手はクールなイメージがあるので、握手する前はとても緊張した。意外と柔らかい手をしていた」と話した。イベントの最後には、集まったファンと記念撮影を行った。
チームは16日から宮崎県でのキャンプを開始する。今シーズンの初公式戦は2月16日、埼玉スタジアムでの富士ゼロックススーパー杯となる。