小田急線の登戸駅(川崎駅多摩区登戸)に2月26日から、「どこでもドア」をはじめとした「ドラえもん」の装飾が施されている。
小田急電鉄(東京都新宿区)が、川崎市「藤子・F・不二雄ミュージアム」(多摩区長尾2)の協力を得て、「ドラえもんたちのいる すこし不思議な駅」をコンセプトに装飾した。
同駅ではかねて、電車の接近メロディーを「ドラえもん」の主題歌にするなど、藤子・F・不二雄さんの作品とのコラボレーションを展開してきたが、今回は壁面、駅名標、エレベーター、待合室内ベンチやゴミ箱、コインロッカーに至るまで、遊び心のある装飾を施し、「ドラえもん」の漫画の世界に入り込んだような空間を演出している。
同社CSR・広報部の中尾仁美さんは「ドラえもんは国内外問わず人気のあるキャラクター。ミュージアムへ来訪する外国人のお客さまも増えている。今回の装飾をきっかけに、より多くの方の目にとまってエリア全体の魅力向上につながれば」と期待をのぞかせる。
父親と一緒に駅を訪れていた多摩区在住の女児(4)は、どこでもドアの前でさまざまな動画が再生されるのを楽しみながら、「ドラえもんも電車も好きなので、毎日遊びに来たい」とほほ笑んだ。