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川崎と東京をつなぐ「丸子の渡し祭り」 天気予報は初の晴れ

雨の中でも盛況だった昨年の様子

雨の中でも盛況だった昨年の様子

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 多摩川河川敷の丸子橋下自由広場で10月30日、「丸子の渡し祭り」が開催される。

川崎河川漁業協同組合による多摩川のアユは毎年人気

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 江戸時代に中原街道を行き来する人々を乗せて多摩川を渡した「丸子の渡し」とその船を実際に体験してもらい、地元の歴史や魅力を知る目的で始まった同イベント。もともと渡し船の復活を目指して2008年から活動していた「丸子の渡し復活協議会」が大田区観光協会に呼び掛け、2014年に初めて開かれた。

 同年は午前中に雨が降る天候にも関わらず、約1000人が参加して話題を呼んだ。昨年は本降りの雨の中での開催となったが、約600人が来場し雨の中での渡し船体験を楽しんだ。3回目となる今年の天気予報は初めて「晴れ」となっており、同イベントの事務局を務める鈴木眞智子さんは「今までは『雨男』がいると話していたが、今年はより強力な『晴れ男』が現れたのかもしれない。例年以上の人出になる可能性があるので、気を引き締めないと」と期待をにじませる。

 当日はなるべく大勢が乗れるように3艇の渡し船を用意し、乗船体験だけでなく渡った先の地域の文化を楽しめるようにと、両岸に合わせて約20の催事や出店を予定する。目玉は川崎河川漁業協同組合による多摩川で捕れたアユの塩焼き(300円)としじみ汁(100円)。毎年人気ですぐに売り切れるという。今年初めてブースを設けて「多摩川回顧写真展」も行う。

 鈴木さんは「歴史のイベントは通常、年配の参加者が多いが、このイベントは毎年子ども連れの若いファミリーでにぎわう。東急沿線の中目黒や自由が丘などからも多くの人が来てくれて、武蔵小杉・新丸子というエリアの潜在力を感じる」と話す。

 開催時間は10時~15時。渡し船の料金は大人=500円、子ども(小学生)=300円(乗船受け付けは14時30分まで)。そのほかのイベント内容はホームページで確認できる。

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